かわさき起業家オーディションビジネス・アイデア シーズ市場
第41回最終選考会(2006年7月14日開催)
ENTRY No.2

ビジネスアイディアのテーマ
『グローバルな人材派遣・紹介事業』

ビジネスアイデアの提案者
有限会社 権氏インターナショナル
 権 大栄(けん だいえい)

  【神奈川県相模原市鹿沼台】

かわさきビジネス・アイデアシーズ賞
KSP創業支援賞

ビジネスアイディアの概要について
景気回復している中、少子高齢化が進んでおり、人口が減少し始めようとしている日本の社会では、今後、日本の経済を支えている労働力の減少が深刻な課題になっております。特に、労働力人口の約8%を占める団塊世代(1947−49年生まれ)の「2007年問題」、総人口の6.2%(総人口は1億2768万7千人、2004年)を占めている団塊ジュニア世代(1971−74年生まれ)などの大量退職者が始まると思われる「労働力減少の問題」を解決するには新たな人材を確保しなければなりません。一方、少子高齢化が進み、団塊世代の大量退職者が始まっている中、1998年〜2004年まで毎年平均70,149人の外国人が来日し、2004年末現在における外国人登録者数は197万3千747人、日本人総人口の約1.6%を占めております。
そこで、わが社が行う事業はグローバルな人材を補給するグローバルな人材派遣・紹介のビジネスです。

新規性・優位性について
外国人が日本で外国人(特に留学生)を中心に人材派遣・紹介事業を行っている会社は殆どありません。外国の人材を派遣・紹介する事業を行う経営者にとっては異国の文化、教育、社会、宗教などの理解が必要不可欠だと思っております。そこで私が、7年間の日本で留学生生活を経て日本の教育、文化、社会などを目で見て身体で経験したモノを生かし、身の回りの外国人(特に留学生)たちが生計のためアルバイトの探し、卒業後就職の戸惑い、日常生活中に困っていることなどを解決できるグローバルな人材派遣・紹介事業を起こす計画です。

市場について
  • 主なターゲット・市場の規模
    日本或いは海外にある日本の企業で働きたい外国(主に中国と韓国)の人材を派遣・紹介します。団塊世代の大量退職が始まる2007年から毎年30万人の労働者が減少すると予測されており、一方、平成10年から来日した外国人の人数は毎年平均約7万人ずつ増加している状況の中で、今日までのような日本の生産力を守るためにはグローバルな人材市場が非常に大きいと考えられます。
  • 市場での競争力
    外国人(特に留学生)たちのネットワークを持っており、7年間の留学生生活の経験を生かして同業他社の経営者たちが真似できない独特な経営方針でグローバルな人材派遣・紹介事業を成長させたいと思っております。
実現性について
  • 実施スケジュール
    2006年7月 最終選考会 (かわさき起業家オーディション)
    2006年末まで 運営
  • 実施場所
    川崎市(登戸駅周辺)或いは都内(駅周辺)
  • 実施体制(従業員等)
    正社員5人、パート3〜5人
  • ビジネス・パートナー
    1.各日本語学校、専門学校、大学校
    2.人材派遣・紹介会社(外国のも含む)
    3.各種企業
  • リスクとその管理
    1.ライバル会社が増加すると思われますので、グローバルな人材が使えるシナジー効果をもたらす他のビジネスも検討中です。
    2.異文化の障害で生じる様々なトラブルを防ぐために、派遣・紹介をする前に研修を行います。

このページの内容は、受賞者の文責による最終選考会プログラム(当日配布)の内容を転載したものです。
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