かわさき起業家オーディションビジネス・アイデア シーズ市場
第41回最終選考会(2006年7月14日開催)
ENTRY No.4

ビジネスアイディアのテーマ
『国際間セールスレップと多国間流通の可能性』

ビジネスアイデアの提案者
Bliss Networks
 近藤 大樹(こんどう だいき)

  【川崎市高津区久本】

かわさきビジネス・アイデアシーズ賞
日本起業家協会賞

ビジネスアイディアの概要について
日本は言語障壁によって産業が守られてきましたが、近年は途上国の発展、貿易障壁の緩和(FTA)、そしてグローバルビジネスの成長とIT技術革新が、多国間の物流(人・物・お金)をより活発化させています。特に今後はBRICsのように発展途上国との連携は日本においても必須です。しかし、まだ言語障壁も高く、独特な商習慣によって海外企業が日本に参入、または国内企業が海外進出をしきれていない状況にあります。国内ニーズに関しても、PLCが短期化する中で新しい商材を探す傾向は、小売店、商社共に今後も強まると考えられます。このように互いにニーズとウォンツが合致しているなかで、よりスムーズに物が流れるように、当方のレップとIT技術、機動性を生かし海外進出のパッケージサービスを展開するに至りました。また当方では日本で通用する商材を参入させるだけなく、可能性を秘めている商材を適当な形で参入できるようにお手伝いすることで、より多国間の障壁を解消させ、日本市場の活性化にもつながると考えております。

新規性・優位性について
単に物を流すだけではなく、言語・貿易・営業・マーケティングをトータル的にサポートし、参入しやすくすることで市場の活性化を図ります。また海外での商材発掘には、海外にセールスレップを増やし、商材を紹介することで自分の利益につながるようにし、より多くの商材を発掘できると考えます。日本国内においても今後はレップを活用し、自社はマーケティングと貿易・言語などのサポートに従事し、より多くの商材を参入させ、海外との連携を深め、将来的に国内企業の海外進出のベースを作ることが出来ます。そして、海外での認知度が高まり、海外でのビジネス展開の基盤にもつながります。

市場について
  • 主なターゲット・市場の規模
    日本に進出したことがない海外企業(メーカー)で、商品的に国内で通用するものを作っている。(実際に取扱っている商品:アウトドア用品、スポーツ用品、子供服、飲食、公共用機器)またはその逆(将来的には国内から海外へ進出サポートも展開)
    日本語への翻訳や、web戦略、広告戦略もかねそろえたサービスは今後、海外企業のニーズが更に高まる。[特にBRICs]
  • 市場での競争力
    国内でのセールスレップはいるが、海外との取引をメインにしているセールスレップはいない。また商社においても、資源など大きな案件を中心にしているので、対消費者向けの商品の発掘はまだまだ大きな可能性を秘めている。また日本企業が抱える言語の問題や、海外との交渉の弱さでうまく取引ができていないが、当社では現地に人もいる国もあれば、貿易、交渉の経験もあることから、比較的競争相手が少ない。
実現性について
  • 実施スケジュール
    7月:現在交渉中3社の展開を決める・自社ショッピングサイト制作開始・web制作[国内企業サイト]・貿易コンサル[1社:横須賀]
    8月:web制作[国内企業]・海外営業・雑貨に特化した仕入れ開始・サイトリニューアル
    9月:デザイナーズラック(仮名)運営MTG・法人化の準備
  • 実施場所
    神奈川県川崎市高津区久本
  • 実施体制(従業員等)
    正社員1名 顧問1名 パート2名
  • ビジネス・パートナー
    国内企業2社、個人事業主3名
    海外(個人事業主:USA・AUS・EU)
  • リスクとその管理
    在庫などを抱えるリスクはほとんどありません。また、海外企業との交渉時・契約時に保証・損害賠償・保険などについて先方が負担することを条件にしていますので、業務上におけるリスクは事前に回避するようにしています。出入金時の海外とのやり取りにおきましても、事前に契約書を交わすことで抑止力を持たせます。

このページの内容は、受賞者の文責による最終選考会プログラム(当日配布)の内容を転載したものです。
当ホームページの記事、画像などの無断転載を禁じます。
すべての著作権は財団法人川崎市産業振興財団および原稿執筆者に帰属します。
Copyright(C) 2006-2010 IIP Kawasaki.All rights reserved.