かわさき起業家オーディションビジネス・アイデア シーズ市場
第50回最終選考会(2007年10月12日開催)
ENTRY No.4

ビジネスアイディアのテーマ
『省エネ型多目的調理器具(ガスコンロ用鍋・フライパン等)の開発と事業展開』

ビジネスアイデアの提案者
株式会社 真巧
 西谷 隆(にしや たかし)

  【川崎市宮前区】

かわさき起業家賞
西谷隆さん

ビジネスアイディアの概要について
IHクッキングヒーター用の調理器は、様々な工夫により熱効率が80%以上と高く、販売数はこの3〜4年で約130万台以上に達しています。最近では、調理器のプレート構造にさらに工夫を加え、焼肉、お好み焼き、すき焼き、鍋物用製品等あらゆる料理が可能な調理器が出回っております。一方、ガスを使用する調理器では、一般的には、火加減の調節なしに調理を行う土鍋、鉄板焼き、一般用鍋等の場合の熱効率は30〜40%程度であり、IHクッキングヒーターのような熱効率の高い調理器は存在しません。
当社は、ガスの燃焼エネルギーを効率よく利用し、熱効率60〜80%,を目標とした「煮る、焼く、炒める、蒸す料理」を可能にする素材、構造を具備した調理器具を開発し、事業展開します。
省エネ型多目的調理用具

新規性・優位性について
料理用ガスコンロ(携帯型を含む)を使用した熱効率のよい万能型調理器具(鍋、フライパン等)は他に見当たらず新規性ありと考えます。また、熱効率60〜80%の効率化確立の観点から優位性も十分にあると考えます。

市場について
  • 主なターゲット・市場の規模
    外食産業、雑貨量販店、ホテル、旅館、一般家庭等事業、個人規模どちらでもターゲットとなります。食の文化がある限り、市場規模は全国区といえます。
  • 市場での競争力
    IH調理器の普及はたしかに拡大しつつありますが、世界中でガスコンロはまだまだ主流と言えます。全国家庭すべてを電化にするには、膨大な電気量が必要であり、ガスから電化へのシフトが急速に進んでいくことは現実的に困難と判断します。よって省エネ効果を持つ本商品の競争力はかなりあるものと考えます。

実現性について
  • 実施スケジュール
    平成19年9月特許出願済、実験により試作品の効率性確認済。平成19年11月下旬までに量産試作品完成。平成19年12月以降で量産体制確立していきます。
  • 実施場所
    川崎市内で実施
  • 実施体制(従業員等)
    開発担当者1名、製作担当者1名、営業担当者1名
  • ビジネス・パートナー
    模索中です。本オーデション参加により、製作、販売面でのビジネスパートナーとのコンタクトを希望してます。
  • リスクとその管理
    特にありません。

このページの内容は、受賞者の文責による最終選考会プログラム(当日配布)の内容を転載したものです。
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