かわさき起業家オーディションビジネス・アイデア シーズ市場
第51回最終選考会(2007年12月7日開催)
ENTRY No.4

ビジネスアイディアのテーマ
『双方向ビジュアルコミュニケーションシステム』

ビジネスアイデアの提案者
ジャパンメディアシステム株式会社
 富樫 泰章(とがし ひろあき)

  【東京都千代田区】

かわさき起業家優秀賞
会場応援賞
富樫 泰章さん

ビジネスアイディアの概要について
当社が自社開発したLiveOnは、インターネットエクスプローラー上で動作する、双方向ビジュアルコミュニケーションのソフトウェアです。Webにアクセスするだけで簡単に使用でき、他のユーザとお互いに顔が見えるだけではなく、ファイルを共有できる「資料共有機能」や「ホワイトボード機能」など、会議に欠かせない便利な機能も搭載しています。同時接続人数最大20拠点までの通常の会議の他、LiveOnイントラパック版では最大1000拠点まで同時に参加が可能で、セミナー形式の会議も可能です。会議やセミナーのための出張にかかる経費や時間を大幅に削減できます。 双方向ビジュアルコミュニケーションシステム

新規性・優位性について
当社のLiveOnは@最大20拠点同時に映像、音声のやり取りが行える。 A32KHzサンプリングレートが可能、しかも独自のジッタバッファ制御機能を有し音声品質は格段に優れている。 B画面インターフェィスが判りやすく、マニュアルなしでも直感的操作が可能。 C自社開発製品のため、e-ラーニングシステムなどのカスタマイズにも柔軟に対応。 D当社製品は従来のハード型テレビ会議システムに比べて導入費用とランニング費用が格安である。

市場について
  • 主なターゲット・市場の規模
    民間調査会社によれば、3〜4年後には国内で約25万社以上がテレビ会議システムを利用し、ソフトウェア型(Web型)テレビ会議システムは1030億円規模の市場になる、という調査結果あり。アメリカ市場においては昨年度ソフト型・ハード型のテレビ会議市場は既に2000億円を越えている。当社のLiveOnは会議だけではなくe-ラーニングや遠隔医療など多くの新しいマーケットも創出することが出来る。
  • 市場での競争力
    LiveOnは安価で使いやすく、高品質・高機能である。特に品質面においては他社を大きくリードしている。会議やe-ラーニングでは音声部分は特に重要であり、ストレス無く利用できる高品質な点は、大企業や大学に採用されたように評価が高い。LiveOnはインターネット回線の帯域状況を常時、サーバ側とクライアント側から判断し、最適なデータ送受信をソフトで自動判断するプログラミングがなされている。複数拠点の帯域状況を瞬時に判断し指令を出すこの高度なプログラミング技術は他社の追随を許さない。

実現性について
  • 実施スケジュール
    2007年10月下旬にLiveOn Ver5.0の発売を開始した
  • 実施場所
    本社
  • 実施体制(従業員等)
    開発・技術メンバーが15名、営業30名の体制である
  • ビジネス・パートナー
    販売代理店として数十社のIT企業がある
  • リスクとその管理
    LiveOnのプログラムソフトは万が一の災害等の為に金融機関に分散保管している。また、使用上のセキュリティに関しては、通信データは全て暗号化可能で、暗号アルゴリズムは暗号強度と処理速度に優れた、米国政府の次世代標準暗号方式であるAES(Rijndeal)を採用している。

このページの内容は、受賞者の文責による最終選考会プログラム(当日配布)の内容を転載したものです。
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