かわさき起業家オーディションビジネス・アイデア シーズ市場
第55回最終選考会(2008年10月4日開催)
ENTRY No.5

ビジネスアイディアのテーマ
シュレッダー古紙のリサイクルを実現するシステムの構築

ビジネスアイデアの提案者
ECO 株式会社
倉岡 一(クラオカハジメ)

(発表者 倉岡俊明)

【神奈川県藤沢市】

かわさき起業家優秀賞
りそな神奈川応援賞
はまぎん賞
倉岡 一さん

ビジネスアイディアの概要について
ECOシュレッダー

環境配慮型シュレッダーECOS-1(千切り圧縮、1000枚自動処理)によって28円/kgの良質古紙(価値物)に変え、環境配慮ロジスティ ックを実現しているS社、H社(製紙)と新連携等を活用しつつシステムの構築を図りECOS-1に蓄積された処理情報をパソコンと連動することにより回収事業者と共有し、効率的回収を実現する。
具体的には販売代理店方式により出来るだけ首都圏を市場として、ECOS-1シュレッダーの販売実績を上げる一定の地域に一定の顧客を確保できた段階で排出物管理ソフトを顧客に提供し、回収業者/製紙会社等と連携し効率的回収リサイクルを実現する。
シュレッダーダストが価値物となるので、品質管理、最終処理までの管理を明確にするためICタグ等をつけることによりトレーサビリティーを実現し古紙品質を担保するとともに、真にコピー古紙のリサイクルを実現する。


新規性・優位性について

事実上シュレッダーごみのほとんどは焼却処分もしくはトイレットペーパーとなり、リサイクルは実現していない。
この原因の一つ一つを解明し、それを取り除くことに成功したECOS-1が完成し、かつ従来機に対して、十分な価格競争力を持っていること。
インターネットを利用した古紙排出量管理システム、回収処理システムが実現すれば、排出側/回収側/処理側に経済的利益がもたらされるため、多くのオフィスに採用され、現在のシュレッダーに対して、本システムは国際的にも受け入れられデファクトスタンダードへと成長する。
【特許】
1:ECOS-1シュレッダー関連 国際出願番号PCT/JP2005/11626(アメリカ、EU、インド、韓国、中国、日本)
2:システム関連 特願2007-120374
3:意匠登録 意願2008-18818


市場について
  • 主なターゲット・市場の規模
    50万円から90万円クラスをターゲットとし市場規模としては50億円程度と想定している。
  • 市場での競争力
    シュレッダーの価格は処理能力、言い換えればシュレッダー作業が軽減されるほど、高価格帯になる、本シュレッダーは、前処理なしで、1000枚自動処理と言う圧倒的な価格競争力がある。
    このリサイクルシステムは良質古紙の確保が前提で成り立っている新しいシステムで、従来システムに対し、社会的貢献、経済的動機、から十分な競争力を有している。

実現性について
  • 実施スケジュール
    本年10月シュレッダー単体予約販売開始、来年度システム販売開始
  • 実施場所
    藤沢市湘南台
  • 実施体制(従業員等)
    代理店販売方式の採用
  • リスクとその管理
    当面首都圏に限定した販売とし、故障率を代替管理値する。

このページの内容は、受賞者の文責による最終選考会プログラム(当日配布)の内容を転載したものです。
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