かわさき起業家オーディションビジネス・アイデア シーズ市場
第58回最終選考会(2009年3月6日開催)
ENTRY No.3

ビジネスアイディアのテーマ
循環型社会を目指して!マシコクリーンを使って自然を取り戻そう!

ビジネスアイデアの提案者
株式会社レックEM益子
河原弘道(カワハラヒロミチ)

(発表者:尾賀保男)
【栃木県芳賀郡】

かわさきビジネス・アイデアシーズ賞
りそな神奈川応援賞
尾賀保男さん

ビジネスアイディアの概要について
マシコクリーン

乳酸菌、酵母菌、光合成細菌によって有機物(汚染物)が低分子化(発酵食品化)します。すなわち、汚泥をはじめとする有機物が発酵分解されることになります。これら微生物が働き易い環境工程を備えた、マシコクリーンの特殊構造と抗酸化力による発酵処理システムです。
世界初の発酵分解と活性汚泥法を併せ持つ他に類のない特許取得製品です。
〔知的財産権の有無〕
特願 2002-77104 (P2002-77104)(国内特許)
河原弘道(スカム解消型汚水処理方法とその装置) 特許取得
HV9-CN,03120498.8(国際特許)


新規性・優位性について

【新規性】
バッキ、攪拌する好気槽と、嫌気槽が一体型の二重構造を成し、たて筒状の槽となっている。特に槽の底部に画期的創造性を持つ、エアー攪拌による上昇水流によって外槽底部汚泥が中央管に引き込まれ再処理が繰り返される。内槽水流圧力が外槽に出る際外槽底部沈降汚泥に渦が発生し攪拌する。そのため生物処理、酵素処理がスムースに行うことができる。マシコクリーンが余剰汚泥を作らない最大の特徴です。

【独創性】
EM(有用微生物群)との効果で汚泥の激減、油脂スカム(グリストラップの代替え)を発生させない再処理機能を持ち、マシコクリーンの特殊構造と発酵分解を併せ持つ類のない特許取得製品です。


市場について
  • 主なターゲット・市場の規模
    1.油と汚泥処理が不要になる(COの削減可能)を念頭に置いて、ファミリーレストラン、食堂、ラーメン店、コンビニストアー
    2.工場排水処理プラント
    3.処理水の再生利用による屋上緑化
    4.汚染土壌洗浄水の処理、重金属、有機溶剤等処理水の処理
  • 市場での競争力
    ・(この構造、システムの競争相手はいない)規模によっては単独での競争は可能だが、浄化関係の独自の方法を持った企業との関係を作ることで、究極の目標(飲料用)に到達できる。

実現性について
  • 実施スケジュール
    平成21年1月製薬会社汚水処理場マシコクリーン設置見積書提出(提案含む)
    平成21年2月見積提案書検討
    平成21年2月~5月マシコクリーン10t、調整槽(20t、25t)製造開始
    平成21年3月~4月見積金額決定(予定)
    平成21年7月~ 着工予定
  • 実施場所
    栃木県芳賀郡芳賀町
  • 実施体制(従業員等)
    本事業に対しては、現状の体制で行う。
    今後は事業の見直し、充実等で検討したい。
  • ビジネス・パートナー
    製造:㈲エイシン・㈱荒川工業、施工:細野工業㈱
  • リスクとその管理
    マシコクリーン構造、システムには競合相手は無く、管理面においてもマシコクリーンそのものには原則管理は必要ないが、付属装置(EM供給装置、ブロワ、ポンプ等)の管理を定期的に実施する。今後、業種、業態に応じた装置の開発を進めていく。そして、一層の循環型環境社会を目指します。

このページの内容は、受賞者の文責による最終選考会プログラム(当日配布)の内容を転載したものです。
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