かわさき起業家オーディションビジネス・アイデア シーズ市場
第58回最終選考会(2009年3月6日開催)
ENTRY No.5

ビジネスアイディアのテーマ
流水式小水力発電機「ストリーム」

ビジネスアイデアの提案者
シーベルインターナショナル株式会社
海野裕二(ウンノユウジ)

【東京都千代田区】

かわさき起業家賞
海野裕二さん

ビジネスアイディアの概要について
流水式小水力発電機「ストリーム」

小水力発電事業のうち、水位落差を用いずに用途終了した放流水や水路の流水を利用する「流水式小水力発電装置」の事業化を行うものであります。
既存概念(理論)であるダムや堰の構築あるいは水位落差を利用した圧力水流によるプラント型タービンタイプ発電装置などの位置(落差)エネルギー理論ではなく、水路・河川・放流渠などの流れる水をそのまま活用する運動エネルギー理論であり、流水を活用するダブルフィンの技術は世界オンリーワンであります。


新規性・優位性について

【新規性】
① 広角に取水した水をストリーム本体で狭め(急縮)、流水を早める「流水速度増速効果」
② 連続する運動エネルギーが抵抗体との衝突によって位置エネルギーへ変化、水位上昇の重力落下作用(落差エネルギー)を利用した「流水速度増速効果」
【優位性】
① フロート型発電設備(流入流量の自動調節・メカニカル設備が水上に位置)
② 世界初の2軸構造水車翼(高効率流水効果・逆回転優位性効果)
③ 2軸逆回転特殊増速装置(発電回転数相乗効果・2軸同調回転不要効果)


市場について
  • 主なターゲット・市場の規模
    小水力発電の市場は、国内および海外に於いても始まったばかりであり確立はされておらずブルーオーシャンであります。
    エンドユーザーは下水処理場・浄水場・発電所・民間工場・農業用水路などの管理者である自治体・公益法人・民間企業であり、潜在的市場規模として国内3000億~5000億円と推定され、最大規模の環境エネルギー市場が存在します。これは世界規模でもあると捉える事ができ、南米・EU圏・アジア圏などの巨大なマーケットが潜在します。
    国内はもとより海外でのPFI事業・PPP事業・ODA事業などのプロジェクトにも組み込む予定です。
  • 市場での競争力
    エネルギーの取得量においても、風力発電・太陽光発電などの風・光は自然界の現象に大きく左右されるのが実状であり、定格発電量に対して実在年間稼働率15~20%程度であるが、流水式小水力発電装置は、水路や河川の流量・流速は1日を通して、また、年間を通しても大きく変動することは無く、24時間×365日×実在年間稼働率95%(メンテナンス5%)を想定、安定したエネルギー供給が可能であります。

実現性について
  • 実施スケジュール
    2009年4月~  市場導入期売上目標1.0億円
    2010年4月~  販路拡大期売上目標7.0億円
    2011年4月~  市場浸透期売上目標26.4億円
    2012年4月~  IPO 売上目標31.4億円
    ※売上目標は、国内市場・海外市場・保守管理業務の合計です。
  • 実施場所
    本社
  • 実施体制(従業員等)
    上水道・下水道・河川の設計といった「水の専門コンサルタント」を営んでいた事による当社の経験と知識に より、用途終了して河川等に放流している流水に着目し、『水理学』・『土木工学』・『エネルギー工学』の理論融合から導きだした「流水式小水力発電装置」の発想、研究、開発そして事業化へと結び付きました。
  • ビジネス・パートナー
    当技術を、弊社からテクノロジーフランチャイズし、営業担当する商社・代理店、と、製造・メンテナンス担当するエンジニアリング会社・製造会社へ契約提携し、各社のビジネスネットワークと弊社のテクノロジーとの融合がビジネスタイルであります。
    ○シーベルインターナショナル株式会社
    分担:開発、導入コンサルティング、マーケティング
    ○大手商社、代理店
    分担:営業、販売
    ○エンジニアリング会社・製造会社
    分担:製造、メンテナンス
  • リスクとその管理
    当技術は基本性能検証を経て製品化しており、現在は商品化に向け最終段階でありますが、今後のブラッシュアップを含めた商品化開発、導入コンサルティング、マーケティング、企業展開、など総合的なバランスを供え、第2ステージを歩んでまいります。

このページの内容は、受賞者の文責による最終選考会プログラム(当日配布)の内容を転載したものです。
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