かわさき起業家オーディションビジネス・アイデア シーズ市場 第66回最終選考会(2010年7月31日開催)

Entry.4


ビジネスアイディアのテーマ

学校配布型キャリア(職業)教育支援情報誌の発行

ビジネスアイデアの提案者

株式会社盤水社

中山 貴之(ナカヤマ タカユキ)

【石川県金沢市】

かわさき起業家優秀賞

中山貴之さん

ビジネスアイディアの概要について

 地元の中学生・高校生向け“キャリア教育支援マガジン”「さくらノート」は、地元企業で働く様々な職業の人を紹介しているフリーペーパーです。
 B5サイズ、オールカラー、約40ページのこの冊子は、年4回(1回8万部)発行され、毎号20〜30人の様々な職業の方が登場します。
 現在、先行発行している「さくらノート石川県版」はすでに98%の中学、高校および大学に直接配布され、中学、高校では総合学習の時間にこれをテキストとして授業で活用したり、朝学習の時間にも読まれています。また、生徒一人一人がこれを家庭に持ち帰り家族にも読まれることで、地域に広く浸透しています。
 従来ある大学生の就職活動や転職のための就職情報誌とは全く異なり、企業規模や勤務条件などの情報、また商品やサービスについての説明は最小限にとどめ、実際その仕事に携わっている方の話を通して、仕事のやりがいや充実感、苦労や感動体験などをわかりやすく伝えることで、子供たちの健全な職業観を育成すると同時に、地元企業の情報を伝えています。
 全国の中学・高校で取り組まれているキャリア教育に地元企業が参加することは、単なる地域貢献活動(CSR)にとどまらず、早期から企業イメージを訴求し認知力をアップすることができるので、将来の人材確保においても大きな効果が期待できます。また、頑張っている社員に対する有効なインセンティブとして、継続的にご利用いただいている企業様が多く、人材の活性化やモチベーションアップにもつながると好評をいただいております。

新規性・優位性について

  • 中学・高校生向けの職業紹介誌で、しかも直接学校で配布される、全国でも初めてのフリーペーパー。
  • 地元企業で働く社員にスポットをあて、子供たちがイメージしやすいよう、仕事を通して得られる喜びやその方の職業観に重点をおいており、キャリア教育や進路指導、就業意識を高めるための教材として活用される教育的要素の高い職業情報誌。
  • 将来の人材確保や企業の認知を図る上では、かつてない早期からの訴求媒体であり、同時に社員のモチベーションアップや自己啓発にも効果を発揮できます。

市場について

主なターゲット・市場の規模

すべての企業、業界団体、自治体が対象
(約150社〜200社を募集)

市場での競争力

  • フリーペーパーでありながら、学校配布という他にはない配布携帯をとるオンリー・ワンの媒体
  • 中学・高校に配布され、授業にも取り入れられる教育的意義をともなうオンリー・ワンの媒体
  • 若者に対する企業紹介を目的とした媒体としては、最も早い時期からイメージ訴求が図れるオンリー・ワンの媒体

実現性について

実施スケジュール

2010年7月創刊

実施場所

川崎市および横浜市

 

実施体制(従業員等)

3名(営業 2名 制作担当兼事務 1名)

ビジネスパートナー

ライター、デザイナーなど制作スタッフ 紹介・販売代理店など (現在募集中)

リスクとその管理

配布先となる川崎・横浜市内のすべての中学校、高校に対し、既に交渉を行っており、配布体制はほぼ整いつつあります。
参画企業の募集営業も既に開始しており、7月に創刊号の発刊が決定。
スタッフが揃うまで、営業、制作に関しては代表中山がすべて行います。

>>ページTOP


このページの内容は、受賞者の文責による最終選考会プログラム(当日配布)の内容を転載したものです。
当ホームページの記事、画像などの無断転載を禁じます。
すべての著作権は財団法人川崎市産業振興財団および原稿執筆者に帰属します。
Copyright(C) 2006-2010 IIP Kawasaki.All rights reserved.