かわさき起業家オーディションビジネス・アイデア シーズ市場 第79回最終選考会(2012年10月5日開催)

Entry.4


ビジネスアイディアのテーマ

エコロジーでパワフル、稼げるフライヤー”うまいやー”

ビジネスアイデアの提案者

株式会社カラット

矢野 政勝 (ヤノ マサカツ)

【横浜市都筑区】

かわさきビジネス・アイデアシーズ賞

矢野 政勝 さん

 

 

ビジネスアイディアの概要について

 市場の大半を占めている従来型のフライヤーの作業性を改善した。

1.毎日行っている油槽の掃除を、1ヵ月に1度にした。
 *実際は、調理油の交換時に掃除。想定では半月に1度。

2.調理油の寿命を3倍以上のばした。
   通常、調理油の酸化値が2になると交換する。一般的には2〜3日で交換する。 「うまいやー」では10〜15日で交換になる。

3.油槽の掃除の際の排油の量を激減させた。
 毎日の掃除から、半月に一度になり、排油の量は、1/20。

4.オイルミストの量が、1/5になり職場環境を改善した。

5.二層式の特徴で、油撥ねが極端に少ない。


新規性・優位性について

1.二層式冷却水循環型は、現時点で市場では販売されていない。
  二層式固定型は、市場で販売されているが、従来型の欠点を克服していない。
2・二層式冷却水循環型の構成での技術を2点の出願特許(補正書提出済み)でブロックしている。

市場について

主なターゲット・市場の規模

スーパーマーケット、居酒屋、弁当屋、とんかつ屋等の揚げ物を商品として提供している業種。    
外食産業・スーパーマーケットの総店舗数は、約80万店舗。フライヤーの総数は約63万台。     
12年で交換すると、年間5万台の需要が見込まれる。その内10%がター ゲット台数で5千台/年間が見込まれる。

市場での競争力

価格面で、従来型の2〜3倍する。
調理油の寿命、作業性等のランニグコストが大幅に減少し、従来型の使用時 のコストと比較すると、3年で減価償却できる。
その後は、年間で30万円強が削減され、6年の使用で、100万円の余剰金が出 る。味と作業性で十分に勝負できる。

実現性について

実施スケジュール

販売機種は、AGU-18・27の2機種、付属のオートリフターは取外し可能。
AGU-27は評価済み、AGU-18は11月中に評価し、12月には出荷体制に入る。
基本は、受注生産。リードタイムは3ヵ月以内。特注品も受付けるが、納期は要相談。

実施場所

神奈川県横浜市、伊勢原市

実施体制

企画・管理・開発設計は、株式会社 カラット。製造・組立・検査・出荷は、 株式会社 清富士。

ビジネスパートナー

株式会社 清富士、株式会社 吉田製作所、藤本製作所、株式会社 フルモト、 株式会社 エムティオートメ、オリエンタルモーター株式会社

リスクとその管理

受注生産を主体とした製造で、製造費用の支出と販売の入金との時間差を1ヵ 月以内にし、資金負担を軽減する。当初、製造費の支払いを1ヶ月猶予して、負担の軽減を図る。

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