かわさき起業家オーディションビジネス・アイデア シーズ市場 第80回最終選考会(2012年12月7日開催)

Entry.3


ビジネスアイディアのテーマ

「在日外国人を有効活用した中小企業向け海外販路開拓サービス」

ビジネスアイデアの提案者

インタービジネスブリッジ合同会社

深澤 建臣 (フカサワ タケオミ)

【川崎市麻生区】

かわさきビジネスアイデア・シーズ賞


ビジネスアイディアの概要について

イメージ中小企業の海外展開は、日本の産業にとって最重要課題の一つである。しかしながら、海外の顧客を捕まえるために必要な海外営業を行える人材は人材市場的に非常に高価であるため、中小企業がそういった人材を採用できないばかりか、海外営業代行といったサポートサービスも一般的に高価格にならざるを得ないのが通常である。                                         
本ビジネスモデルは、中小企業の海外販路開拓サービスを低価格で提案するために、海外営業の中でも特に工数のかかるプロセスに時間に余裕のあるバイリンガル人材を有効活用して用い、コストパフォーマンスの良い海外販路開拓サービスの提供を可能とした。

新規性・優位性について

海外販路開拓においては、見込客との商談設定にいたるまでの市場分析・見込み客のサーチ、顧客へのアプローチといったプロセスで多くの工数を必要とする。既存の販路ネットワークがあったとしても、日本の商品に本当にベストマッチしたアジア企業を探すには毎回大量の工数と語学力を必要とする。この部分を、諸所の理由でフルタイム職を得ることが難しくかつ時間に余裕のある在日外国人・バイリンガル人材を有効活用することで、初期費用ゼロの成功報酬型の商談設定サービス+営業代行といったローリスク・低予算・最速の形での販路開拓サービスを提供することを可能にした。

市場について

主なターゲット・市場の規模

現状、実際に海外へ進出している中小企業は、直接投資で1%弱、輸出も製造業で2.8%(5397社)、中小卸売業では2.9%(9502社)程度にしかならない(「中小企業白書2012」)。魅力的な製品を持ちながらもアジアへの進出がままならないベンチャー・中小企業・個人事業者で日本からの直販輸出を目指す顧客が、当社のターゲットとなり、今後ますます需要は伸びてくるものと考えられる。

市場での競争力

長年の実績が顧客獲得力になりやすい海外進出サービス業界において、初期段階から新規顧客を獲得するために、最大のコストパフォーマンスを提供して市場での認知度を高めていく。特に、@コストパフォーマンス、Aアジア見込み客へのスピーディかつ大量のアプローチ力、B日本製品の高い付加価値を市場へ認識させる営業力、の3点が当社の強みと考えている。

実現性について

実施場所

川崎本社、町田事務所。

ビジネスパートナー

プロジェクトに応じて、アジアの海外現地エージェントも活用。

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