ビジネスアイディアのテーマ

「呼吸できる」健康配慮型クロスを中国へ展開、快適な住宅環境を新提案

ビジネスアイデアの提案者

談　孝軍　（タン　コウグン）

【川崎市川崎区】

かわさき起業家優秀賞

かわしんビジネスチャレンジ賞

はまぎん賞

日本起業家協会賞

城南信用金庫賞

川崎商工会議所会頭賞

【発表者　左：談　冬黎　氏　／　右：談　孝軍　氏】

ビジネスアイディアの概要について

中国の内装用壁紙市場規模は約9億平米で、アジアで1番、世界で3番目に大きい市場です。しかし、壁紙の使用率は現在、僅か2~3%です。今後使用率が20~30%に急増する見込みで、成長が非常に期待できる巨大な市場です。
その一方、中国では、不動産の急激な発展に伴い、低品質の内装材料により、「シックハウス症候群」が深刻な社会問題になっています。そのため、中国消費者は健康配慮型製品への関心が非常に高まっています。また、富裕層の増加により、プレミアム製品への消費も注目されています。
低品質の中国製品が氾濫しているマーケットでは、消費者は安心、安全、高品質の製品を強く求めています。本ビジネスプランは、日本の優れたクロス製品を輸出し、健康配慮型商品のニーズが高まっている中国消費者に対して、安心で快適な住宅環境を提案したいと思います。日本の高品質（防カビ、防汚、脱臭、抗菌機能）をアピールし、無毒・無害の健康配慮型壁紙を提供する予定です。

新規性・優位性について

【新規性】
新規市場：従来の国内市場ではなく、巨大潜在力を持つ中国市場への進出
デザイン：中国人の美的センスにあった提案
セールスポイント：中国の健康ブームに合わせた、健康配慮型の新提案
【優位性】
専門知識と経験：１５年間以上壁紙の主要素材である高分子材料の研究開発経験
現実性：中国と日本両方の実情を理解した上でのビジネスプラン
ネットワーク：中国出身で、中国の政府機関、不動産業者などのネットワークも最大限に活用できます

市場について

主なターゲット・市場の規模

【市場規模】
中国の内装用壁紙市場規模は約9億平米で、今後の5~10年間で、市場が10倍ぐらい拡大する見込み、金額は約1.4兆円です。
【主なターゲット】
B to B  高級マンション・高層オフィス、ホテル・病院・中小学校・幼稚園など
B to C  健康意識が高い中高所得層の消費者
Web  ネット通販が好きな若年層

市場での競争力

中国の内陸市場からスタートするため、そこはまだ海外製品のカバー率が低い地域なので、競争が少ない中で、早めにブランドを確立し、日本優良ブランドの代理権を取得します。その後、ブランドイメージを高めた上で、中国全土に広げていく予定です。

実現性について

実施スケジュール

2014年4月：会社を設立する
5月～6月：  市場調査、中国での販路開拓
7月～12月：  日本パートナーとの商談や、店舗の立ち上げ/Web 販売
2015年  アンテナショップの立ち上げ、目印プロジェクトを獲得
2016年  重慶・成都・昆明などへの新規店舗の展開　　　　　　　

実施場所

Phase1：初期計画   地元の貴陽市から1店舗目をスタート
Phase2：3年中期計画  中国南西地域の重慶、成都、昆明で店舗を立ち上げ
Phase3：5年長期計画  中国全土へシェアを拡大

実施体制

3名

ビジネスパートナー

仕入先：日本壁紙大手メーカーサンゲツ、東り、リリカラなど
販売先：貴州西南国際家居装飾博覧城有限公司
技術提携先：中国貴州省化工研究院

リスクとその管理

【リスク】
為替の変動
【対策】
①常に運転資金を余裕を持って管理。
②円高の場合は、多めの商品を仕入れておいて、その都度に決済。

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