HOME

元気な起業家紹介
  元気企業紹介(TOP) > マイクロ・ダイヤモンド株式会社

マイクロ・ダイヤモンド株式会社


単結晶ダイヤモンドによるマイクロ工具のグローバル・リーダーを目指す





●事業内容
単結晶ダイヤモンドあるいはバインダレスcBNを切れ刃とする微細・精密・高品位加工用マイクロ工具の研究開発と製造販売
■企業名 マイクロ・ダイヤモンド株式会社
■創 業 2000年1月
■所在地 
〒231-0012 横浜市中区相生町6-104-2 横浜相生町ビル(*川崎市より移転)
■代 表 
中島 博邦 氏
■資本金 
8,050万円
■売上高 

■従業員 
11名
URL:http://www.micro-dia.com

 「マイクロ・ダイヤモンド」は単結晶ダイヤモンドあるいはバインダレスcBNを切れ刃とする、微細・精密・高品位加工用マイクロ工具の研究開発と製造販売を行っている。最少径φ30μmの極小径回転工具や従来比2倍以上の長寿命工具などの開発とその製造標準化により、マイクロ工具のグローバル・リーダーを目指している。

● 製品化を可能にした微小ロー付け技術

 これまで単結晶ダイヤモンド工具と言えば旋削用のバイトが主流であり、回転工具は特殊中の特殊な工具として扱われていた。そのため20万円以上の価格は当たり前であり、納期も2ヶ月以上が普通であった。また、単結晶ダイヤモンドの回転工具の製造は伝統的な旋削用バイトの製造方法で製作されており、例えば回転工具特有の「有効長」の設定が出来ないなど製造上の制限が多かった。
 これらの問題を一気に解決したのが同社の「微小ロー付け技術」である。これは0.5o四方以下の単結晶ダイヤモンドの微粒をφ0.6o程度の超硬製シャンク細軸部に化学的に直接接合する技術である。単結晶ダイヤモンドと超硬製シャンクのロー付け自体は従来から行われてきたが、これまでは数ミリ四方の大きな単結晶ダイヤモンドと10o角程度の超硬製角シャンクの接合であり、一般的なロー付け装置があれば誰でも容易に接合できる技術である。この微小ロー付け技術のプロセスは従来方法とそれほど大きな違いは無いが、温度や時間など同社独自のノウハウにより製造標準化が確立された。

● 結晶方位に対する高度な知見

 単結晶ダイヤモンドに限らず結晶物には結晶方位というものが存在する。特に単結晶ダイヤモンドの場合にはこの結晶方位により研磨が困難などその影響が顕著に現れる。一般的には研磨が容易な面を研磨することで鋭利な切れ刃を創成するが、回転工具の場合には研磨が困難な結晶方位(耐磨耗方位という)も研磨しなければならない場合がある。同社はこの耐磨耗方位であっても効率的かつ高精度に研磨する微細研磨技術を確立している。
 研磨するには厄介な耐磨耗方位であるが、同社はこれを逆手に取り、従来見過ごされていた耐磨耗方位に着目してこれを切れ刃とする長寿命バイトを開発して特許も取得した。耐磨耗方位を研磨して長寿命工具を製造するという結晶方位に対する高度な知見の成果と言える。


● 広がる市場

 開発当初は半導体関係や電子部品関係に使用されている石英ガラスやセラミックスなどの硬脆性材料への加工用途が中心であった。その後デジカメブームや携帯電話の普及加速などにより、それらに使用されるレンズあるいは電子部品の金型加工用として需要が拡大し、現在では高性能スマートフォン関係のレンズや内臓部品の金型加工にも使用されている。
 同社製品の極小径化と高精度化に伴い、マイクロニードルや眼内レンズなどの医療分野でも採用が広がっている。さらに光源のLED化による光学設計の高精密化に対応するため、自動車用ヘッドライトやヘッドアップディスプレイなどの金型加工用にも必須工具となりつつある。
また航空宇宙分野でも「はやぶさ」が持ち帰った宇宙鉱物解析用の治具の加工用途にも採用されており、今後も益々の事業拡大が期待される。


  戻る

Copyright 2005 Institute of Industrial Promotion-Kawasaki.All rights reserved.