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昭和音楽芸術学院


ミュージカル、バレエ、舞台スタッフの総合英才教育



●事業内容
ミュージカル、バレエ、舞台スタッフの教育
下記情報は、平成14年度現在のものです

■企業名 
昭和音楽芸術学院(学校法人 東成学園)
■創 業 1940年1月
■所在地 
〒215−0004 川崎市麻生区万福寺1−16−6
■理事長 
下八川 共祐 氏
■校 長 
大谷 洌子 氏
■資本金 

■売上高 

■従業員 
126
URL:http://www.tosei-showa-music.ac.jp(東成学園)

 「川崎を芸術の街に」―。「昭和音楽芸術学院」はこの推進役の一角を担っている。ミュージカルとバレエ、舞台スタッフの人材育成に貢献しており、「声楽から発祥した本学院は多彩な人材を輩出し、劇団四季をはじめ、舞台、テレビ、映画などでの活躍ぶりはめざましい」と学校法人東成学園の下八川共祐理事長は、同学院の役割の大きさを表現する。地元麻生区でもミュージカル公演を行うなど、芸術の街・川崎をアピールするのに一役買っている。大学、短大を系列に持ち、オペラ等の西洋音楽を中心とした舞台芸術を幅広く教育する創立以来の理念をもとに、さらなる飛躍を目指している。

● オペラ歌手など声楽家の養成から

 1934年(昭和9年)、テノール歌手、藤原義江が率いる歌劇研究会の公演が日比谷公会堂で開かれた。日本のオペラの隆盛に多大な役割を果たす藤原歌劇団の旗揚げ公演である。ここに主役のひとりを演じる青年がいた。下八川圭祐氏である。四国・高知から上京し、オペラ歌手を中心とした優れた声楽家の育成を目的に、1940年に「東京声楽音楽学校」を設立した。これが「昭和音楽芸術学院」の前身で、1989年に東京・大久保から小田急・新百合ヶ丘駅前に移転したのを契機に校名も改称する。
 昭和音楽芸術学院、昭和音楽大学短期大学部、昭和音楽大学を擁する東成学園の現理事長は圭祐氏の長男で、理事長としては2代目。小田急電鉄の協力を得て取得した芸術学院の隣接地には日本映画学校があり、現在では麻生市民会館・図書館などとともに、川崎市の文化活動の中心的役割を担う地域になっている。


● 専門学校としての特色を打ち出す

 学科は基礎音楽科(1年)、ミュージカル科(3年)、舞台芸術科(2年)、バレエ科(2年)の4つ。同学院の持ち味は何か。ミュージカルを例に上げると、「日本のミュージカルは演劇から始まった傾向が強い。音楽が主体の英国や米国と違うのはそこにあるが、当学院は音楽を基礎からきちんと学ぶことを主軸にして、演劇、舞踊を教育するところが特徴」と理事長は強調する。しかも、専門学校でミュージカルとバレエの両方の教育を行っているところはないという。ここが差別化している点だ。
 バレエを学科に取り入れたのは1996年である。バレエも舞台芸術の重要なものの1つだが、「日本の芸術教育は音楽や絵画、造形などに比較的偏重し、とりわけバレエを学校組織が音楽教育の一環として行うのはまだ少なかったが、日本の音楽・芸術教育の結びつきをより高めるために、高卒者を対象に音楽の専門学校としては初めて開設した」と目的を披露する。音楽学校でバレエ科を持つのは海外でも数例しかない。

 それ以外に、舞台芸術科もある。これは舞台監督や照明などを担当する人材養成が狙いである。バックステージと呼ばれる人たちで、彼らも楽譜を読めなければミュージカルの進行具合などを把握できないため、そうした養成学科も用意しているわけだ。講師陣も著名人を招請、ミュージカル科、バレエ科の公演の際、スタッフとして現場を体験する等、他校にない特色を打ち出している。


● アートマネジメントや音楽療法も

 一方、短期大学部は1969年、大学は1984年にそれぞれ開校している。短大は音楽、器楽、声楽を、大学は声楽、器楽、作曲、音楽芸術運営の各学科、大学院音楽研究科はオペラ、器楽、音楽芸術運営の3つの専攻を設けている。これでわかるように、芸術学院と短大、大学でそれぞれ教育する人材を明確に分けている。ちなみに、短大・大学の学長はオペラで知られる五十嵐喜芳氏、芸術学院校長は大谷洌子氏である。
 大学で目を引くのが音楽芸術運営学科。学科名からはわからないが、内容はアートマネジメントの修得と音楽療法である。アートマネジメントは芸術活動を効率的に運営し、聴衆との結びつきを緊密化するうえで、経営学的な手法を学ぶものだ。また、音楽療法は音楽と社会との新たな関係を探ったり、癒し系の音楽が医学的にどのような効果を生むかなどを研究する講座で、「福祉施設などに就職した卒業生や専門家と勉強会も開いており、人気が高まっている」という。


● 卒業生は劇団やステージで活躍

 昭和音楽芸術学院の入試受験者は北海道から九州、沖縄まで極めて幅広い。「彼らはミュージカルのステージに立ちたい、テレビや映画で活躍したいという、はっきりした目的志向で、合格した学生は皆、真剣そのもの」だそうだ。1学年で170名が定員。つまり、英才教育だから、卒業生の評判は上々で、劇団四季「ライオンキング」の主役でも同学院の卒業生が活躍した。
 東成学園はミュージカル、バレエ、舞台スタッフに加えて、アートマネジメント、音楽療法といったように、音楽・舞台芸術を総合的かつ有機的に学ぶ場を提供しているが、専門学校として独自のスタイルをつくり上げた昭和音楽芸術学院が、日本の音楽・舞台芸術の振興にこれまで以上に寄与するのは間違いない。


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