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あさお生活・ケア総合センター株式会社


看護・介護のトータルサービスを目指す



●事業内容
訪問看護サービス、訪問介護サービス、居宅介護支援事業、福祉用品貸与事業
下記情報は、平成14年度現在のものです

■企業名 あさお生活・ケア総合センター株式会社
■創 業 
1999年7月
■所在地 
215−0011 川崎市麻生区百合丘1−4−13
■代 表 
後藤 信義 氏
■資本金 1500万円
■売上高 1億6599万円
■従業員 約60名
URL:http://www.medicare-jp.com(メディケアジャパン)
E-mail:gotoh-nob@awi.co.jp


 介護保険制度がスタートして2年、多くの事業者が参入しているが、訪問看護の草分け的存在が「あさお生活・ケア総合センター(株)」である。ケアプランの作成、訪問看護師、ホームヘルパーの派遣を柱に、介護を必要とする人たちに総合的なケアサービスを展開している会社である。後藤信義社長は「高度医療にも対応できる地域医療サービスの実現が私たちの最も大きな目標」とし、ここにフォーカスする一方、ホームヘルパーの養成研修などさまざまな仕掛けを講じている。介護サービスの新しいスタイルがこの会社から生まれるのも遠いことではなさそうだ。

● 「在宅サービス」が主力の事業

 2000年4月に介護保険制度が施行され、利用者は自由に自らが希望するサービスを受けられるようになった。介護保険サービスは大別して2つ。利用者の自宅にスタッフが訪問してサービスを提供する在宅サービスと、利用者が施設に入居してサービスを受ける施設サービスがあり、あさお生活・ケア総合センターは在宅サービスをメーンの事業にしている。
 組織でみると、訪問看護師の派遣・医療相談を行う「訪問看護ステーション」、ケアプランの作成・介護相談業務の「ケアサポートセンター」、ホームヘルパーの派遣を行う「ホームヘルプセンター」、福祉用品の貸与・販売をする「介護ショップ・あさお」があり、これらを連携させながら利用者1人ひとりに満足のいく看護・介護サービスを行っているのだ。


● 豊富な人材で地域密着ビジネスを展開

   訪問介護は身体介護中心型、家事援助型、複合型の3つがあり、それぞれ利用者の要求に合わせてサービスを提供する。訪問看護師は、利用者のかかりつけの医師(主治医)の指示に基づいて看護サービスを行う仕組みになっている。つまり、医師が訪問看護の要ありと判断して指示書を出したときだけ利用者はサービスを受けられる。同社は病気療養中の人や寝たきりのお年寄りなどが、病院で受けていたのと同じような高度医療を自宅で続けられるように看護師を派遣するほか、食事や入浴、トイレなど身のまわりの世話や掃除、洗濯など生活面の支援にはホームヘルパーを派遣している。
 こうした介護を受ける利用者1人ひとりにマッチしたケアプランを作成したり、医師との連絡や介護用品について相談に応じるのがケアマネジャーだ。

 このような介護サービスを実施するにはケアマネジャー、看護師、ホームヘルパーを充実させる必要があり、同社は全体で60名強のスタッフで対応している。「当社の看護師さんは聖マリアンナ医科大学出身者が多く、外科、内科、循環器科、皮膚科など高度な医療技術を持っており、これが強み」と後藤社長はいう。事業エリアは本社のある川崎市麻生区を中心に、多摩区、宮前区、横浜市緑区をカバーしている。まさに、地域密着型のビジネスである。


● 個人経営の会社に企業が支援

 あさお生活・ケア総合センターは介護保険制度が施行される半年前の1999年7月に設立された、神奈川県下では介護福祉関連で初めて厚生大臣認定を受けた会社だ。医療用ガスの供給、医療機器で日本のトップクラスの企業であるエア・ウオーター(株)が出資して生まれたが、ここで企画担当だったのが後藤氏。単に医療用ガスや機器販売だけでなく、生活により密着したビジネス、具体的には在宅サービスが次のビジネスプランとして描かれていく。
 たまたま知り合ったのが金森律子氏。金森さんは1995年に「あさお訪問看護ステーション」を立ち上げたこの分野の草分け。聖マリアンナ医科大学で看護師を務めた看護と介護のベテランで、大学病院という医療現場で体験した重症患者の苦しみ、対応から在宅看護の必要性を強く感じる。「医師と看護師がいれば、病院でなくても自宅で医療を受けられるサービスを何が何でも実現したい」という意欲が訪問看護ステーション設立に結びつく。ヨモギのスキンケア製品の販売会社(メディケアジャパン)を経営しながら活動していく中で、後藤氏と接触、エア・ウオーター(株)の出資により会社組織に強化されたのである。金森さんは総合センターの専務として活躍しており、訪問看護ステーションが総合センターの柱になっているのもうなずける。


● さらに高度な地域医療サービスが目標

 毎月開いている豊富なキャリアを持つ看護師とホームヘルパーの共同勉強会の成果が、ホームヘルパーになりたい人を対象にした養成研修会にも結びつく。理論に偏らずに実地研修だったことが「極めて高い評価を受けた」(金森専務)。よそにはない人材教育にも力を入れる一方、病院を開業していない奉仕一本ヤリの医師などとネットワークを組んで、24時間体制の介護サービスを確立している。「利用者の方々が心から喜んでくれるサービス、もっと高度な地域医療のトータルサービスを実現したい」という後藤社長、5年後、10年後の介護サービスのビジョン達成に向けて新たな仕掛けを考えている。

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