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株式会社インターミクス


独自のデジタル技術で新しいサービスを創造


社長 江川 元三氏
●事業内容
PC関連ハード・周辺装置の企画、製造販売、デジタル監視システム、データー配信サービス、ソフト開発
■企業名 株式会社 インターミクス(Intermix corporation)
■創 業 1994年7月
■所在地 〒213−0024 川崎市高津区明津146 SPビル
■電 話              ■F A X 
■代 表 江川 元三 氏
■資本金 1000万円
■売上高 5000万円
■従業員 5名(契約社員含む)

 URL: http://www.intermix.jp


 プロ野球の全試合をLive(リアルタイム)でインターネット観戦できるサービスが始まっている。2003年度からスタートしたこの配信事業を展開している会社が「(株)インターミクス」。試合の内容をアニメの形で再現するもので、選手個人の通算成績もすぐに参照できる。2004年度夏から高校野球とメジャーリーグ、2005年度からは春の選抜高校野球に加え各社携帯での公式サービスも開始した。

● プロ野球全試合の様子をLIVEでアニメ配信

 イチローやゴジラ松井など日本人メジャーリーガーが海の向こうで大活躍し、これに刺激されてメジャーリーガーを目指すプロ野球選手が増えているが、野球ファンに朗報のサービスが始まった。その日に行われている全試合の様子をLiveで見ることができるようになったからだ。オープン戦から公式戦、日本シリーズと、今年から始まるセ・パ交流戦も試合の内容をアニメで再現する。複数試合を同時に観戦できるほか、移動日で試合がない時間帯は前日の試合をダイジェストで見られる。
 プロ野球のテレビ放映はセリーグのジャイアンツ戦を中心に組まれており、それ以外のチーム同士やパリーグの試合の放映は年間を通してわずかしかない。全試合の一投一打の白熱した戦いをインターネットを通してリアルタイムで観戦できるのだから、地元チームの戦いぶりをテレビで見る機会が少ないファンにはこたえられないだろう。さらに今年から始まった携帯サービスでどこにいても瞬時に試合が観戦できるわけだ。
 このサービスはプロ野球データの配信会社、データスタジアムからデータを買い、それを「プロ野球LIVE  ! 速報」として実現したものだ。選手には肖像権などがあるため、その選手を特定できないようにシルエットで表示する工夫をしている。「リアルタイムといえばテレビとラジオ。既存メディアを補完するもうひとつの手法」という位置づけだ。

 

● 大手会社で培ったノウハウを核に創業
 江川社長が創業したのはちょうど20年前。ヤマト運輸からスピンアウトして立ち上げた。宅急便の市場を切り拓いたヤマトで荷物の追跡システム開発などに携わる。当時(20年以上前)は全国オンラインといってもデータを送信できる量が小さく、いかに効率よくデータを流せるオンラインを構築するかが技術的な課題だった。そこで磨いたリアルタイム配信エンジンのノウハウが野球のアニメ配信サービスに生きたのだ。「球速140km、ストレート、センター前ヒットといったデータ自体、非常に小さい。ブロードバンドが持てはやされる時代にいかにデータをコンパクトに配信するか。逆転の発想だ。
 設立当初はSEGAサターン向けゲームソフトや日本コロムビアとの協同ブランドによるCD-ROMソフトなどを手がけ、オリジナルPC「Inter−PCシリーズ」を商品化した。通販でパソコンビジネスを展開していたデルやコンパックと違い、店で店員と相談しながら、その人にマッチした、使いやすいオリジナルPCをつくるのがビジネスモデル。通販にはいきなり入りにくいユーザーを取り込む作戦が功を奏し、全国のPC  DEPOTで販売するなど大いに当たった。しかし、通販が当たり前になってきたことから価格競争の渦に巻き込まれ、Inter−PCビジネスは徐々に縮小、このあとの救世主が「プロ野球LIVE ! 速報」だ。
 このアイデア(アクティブ・コンテンツ)をかわさきビジネスアイデア・シーズ市場に応募した際、具体的な仕掛けが見えなかったことから、奨励賞に留まったが、プロ野球アニメで第16回の優秀賞を獲得した。この技術をサッカーやアメフト、バスケット、ゴルフ、少年野球、社会人野球などをLIVE観戦できるものに展開する考えだ。IT企業がプロ野球チームを持つ時代だが、この分野ではトップだと豪語する。

● コンビニなどの監視をネットで行うシステムも

 アクティブ・コンテンツ・サーバー事業は、専用チューナーなしで文字放送が見られるサービスや、インターネット経由で遠隔監視できるシステム「デジタル監視郎」にも結びついた。同システムはインターネット接続、ビデオ、カメラ制御などの機能を搭載、カメラ4台を同時監視する能力を持つ。PHS(簡易型携帯電話システム)など比較的遅い通信回線でも映像をやり取りできる点が特徴で、コンビニなどで使われている監視システムの代替を狙っている。
 次の展開は固定設置ではなく、クルマなどに搭載するモバイルシステム。現金輸送車などが襲われる被害を防ぐために、車内で発生した情報をコンパクトなサイズのデータにして本部に送るようなモバイル監視システムが目標だ。デジタル放送も始まったいま、独自のデジタル画像圧縮技術を擁するインターミクスは間違いなく注目されそうだ。

● 多くの人に“楽しさ”を提供したい

 「規模的に大きな会社にする気はまったくない。基本は僕が面白いと思うこと、それもfunnyではなく、interestなものに携わることによって、多くの人に楽しんでもらえるようなシステムをつくりたい。コンピューターの世界ではいまある技術に満足してしまったら、絶対に生きていけない」と江川社長は気を引き締め、新しい価値の創造を旗印に邁進している。

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