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株式会社アルファメディア


若き日のボランティア活動が創業の原点、IT技術とサービスで成長する企業


社長 小湊 基行氏
●事業内容
自社企画開発製品(日本手話電子辞書、アルファメール、労務管理システム等)各種アプリケーションソフトの受託開発、ITコンサル事業、人材派遣事業

■企業名 株式会社アルファメディア
■創 業 1992年(平成4年)3月
■所在地 〒211-0002 川崎市中原区上丸子山王町2-1330
■電 話 044-433-2185      ■F A X 044-433-1523
■代 表 小湊 基行 氏
■資本金 3000万円
■売上高 4億1000万円(決算月 8月)
■従業員 52名

E-mail: info@alphamedia.co.jp       URL: http://www.alphamedia.co.jp


 学生の頃より行なっていたボランティア活動が、最初の自社製品(日本手話電子辞書)開発の発端になった。好きな事と希望・夢実現のために創業した小湊社長は「ネットワークを大事にし人の話をよく聞き、世の中にいかに貢献するかを考え、事業化、商品化を考えています」という。

 今後も、中小企業のIT化支援と共に、教育、福祉に貢献したいと淡々と話されている。

● 「希望と夢」実現のために創業し新たな事業を次々と開拓

 小湊社長は1944年生まれ、今年61歳になる。「自分は大それた事はしていない、当たり前のことをしているだけですよ。」と自然体で語っている。
 富士通に25年間勤務し、情報処理周辺機器、ワードプロセッサー等の設計開発を行い、自分の好きなことを夢と希望を持って仕事が出来た。40代も過ぎようという時期、長年温めてきたアイデアの数々を実現すべく独立を決意したという。設立当初はソフト開発の受託を中心にし、社員数は3名での出発であった。世の中バブル経済の崩壊期、売り上げがのびず資金繰りに苦労した。

 社長は学校を出てからも仕事の傍らボランティア活動を続けており、耳の不自由な人とも付き合いがあった。そのときに手話の語学辞書を作って多くの人に勉強してもらい、健常者と耳の不自由な人が自由に会話が出来たら楽しいのではないかと思い、世界初の日本手話電子辞書「ムサシα」を開発した。平成10年「神奈川工業技術開発大賞」を受賞し新聞やTVにも取り上げられた。これが好評で会社が進展するきっかけになった。その後パソコンと携帯の相互メール機能ソフト「アルファメール」も開発している。現在は3つの事業所を構え、ソフト開発事業だけでなくIT教育事業、IT化支援事業や人材派遣事業なども立ち上げている。

● あらゆる就業形態に対応出来る「かいけつ就業システム」

 商品開発は、ニーズを掘り起こしながら行っていかなければならないが、今はそこまで行っていない、そこが改革したいところであると言う。ニーズを掴むのは、社長がネットワーク等を通して人づてにいろいろな話を聞き、必要なものを開発商品化する。
 その中の一つである、2003年に販売を開始した「かいけつ就業システム」を紹介しよう。
 2003中小企業ビジネスフェアや中小企業IT化推進フェア2004にも出展し好評を得たものである。

 中小企業の勤怠管理は未だ、紙ベースによるタイムカード管理、各種届け出・申請管理、手作業による集計を行っている。これらは紙の紛失、入力間違い、勤怠管理の集計に手間取るなど問題が発生していた。これら問題を解決し勤務時間(出勤、退勤、外出、再入)の管理・集計を自動的に行うシステムが「かいけつ就業システム」である。

 このシステムはICカードで社員を認識し、各種データの集計・照合や届け出の申請、スケジュールの作成、カレンダーの作成等、業務に関する様々な管理をサポートする。勤務形態は社員ごとに設定が可能で変形労働時間制、フレックスタイム制等様々な勤務形態に対応している。また会社の就業日と従業員のシフトとのシミュレーションを行い、勤務日を決定していく事も可能である。24時間稼働する医療機関や、製造業などの不規則な勤務形態、パート・アルバイトを多用するコンビニエンスストアー等の小売業や外食産業、流通業などの複雑な勤務形態に対応するために、有効な手だてとなるツールである。ほかに中小企業支援ツールとして、即戦力の総合人事評価ツール「コンピテンシーマスター」や中小企業のIT化をサポートする「ITCOMPASS」等も用意されている。

● 多種多様なネットワークがアルファメディアの支え

 アルファメディアは神奈川県中小企業家同友会、(社)川崎北工業会等多くの団体に加盟し、多種多様なネットワークを持っている。昨年5月に立ち上げられた「有限責任中間法人 中小企業経営支援協議会(ASSE)」もそのうちの一つである。ITエキスパート企業9社と公認会計士や税理士、社会保険労務士などの専門家21名で構成される協議会に、富士通系SIや日立系SIと共に参画している。この協議会は出身母体に関係なく自由に意見を述べ中小企業の相談に乗れるように「有限責任中間法人」とし、議決権は出資金額に関係なく一人一票という形にして、参加メンバーの立場を平等にしている。支援ツールとしてアルファメディアの「かいけつ就業システム」も用意されており、アプリケーション・サービス・プロバイダー(ASP)方式で提供している。

● 今後は社員教育の充実と、ITを福祉、教育のために

 創業当時、新人は社長が教育を行ったが、そのときに教育の大切さを感じ社員教育には力を入れている。教育は、「新人、中堅」「リーダ、管理職」「経営幹部」の3階層に分けて行っている。新人、中堅社員」には仕事を通してのOJTの教育はもちろんであるが、年間スケジュールを立てて先輩が後輩を指導している。「リーダ、管理職」には社内に講師を呼び中間管理職の育成講習を行う。「経営幹部」は外部の経営塾に参加させている。この経営塾は創新塾と言い小湊社長も役員をしているとのことである。
 小湊社長は新事業を考えるときには利益優先では無く、人に優しく、社会貢献できるかどうかで判断したいという。社員には「一人では何もできない、みんなで考える、そしてとにかくやってみる。即断即決、決断と実行」だという。今後社長がやりたいことは、IT、福祉、教育だと考えている。会社にとって重要なことは世の中にどの様に貢献していくかを考え実行する事であるという。「今後は福祉や医療に関わる製品開発なども考えて行きたい」と語る社長の思いは、一貫して若き日のボランティア活動に根ざしていると感じた。

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