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株式会社アイエヌジー


顧客満足NO.1を目指す、半導体製造装置の再生企業


社長 大村 一彦氏
●事業内容
半導体装置の再生・メンテナンス・組立、金属加工部品製作、配管ユニット・ガスパネル製作(ウルトラクリーン対応)
■企業名 株式会社 アイ エヌ ジー
■創 業 1997年3月4日
■所在地 本社 〒141-0032 東京都品川区大崎4-13-8
     メカニカルセンター 〒215-0033 川崎市麻生区栗木2-6-22
■電 話 03-3490-0708      ■F A X 03-3490-4900
■代 表 大村 一彦 氏
■資本金 1000万円
■売上高 約86000万円/2005年5月
■従業員 30名

E-mail: info@ing-jp.com  URL: http://www.ing-jp.com


  潟Aイ エヌ ジーは、半導体デバイスメーカーで役目が終わった半導体製造装置を、新品同様に再生する事業を日本で始めて本格的に開始した会社である。川崎市麻生区のマイコンシティの一角に、半導体製造装置の大型のものを、同時に5台並べて再生ができるクリーンルームを設置し、半導体製造装置の再生事業で、顧客満足NO.1を目指している。

● 日本で初めての本格的再生事業の開始
 大村一彦社長は1986年東海大学工学部を卒業し、同時に世界最大の半導体製造装置メーカーであるアプライド マテリアルズ社(AMAT)の日本法人であるアプライド マテリアルズ ジャパン梶iAMJ)に入社した。入社の動機は、父が1963年に設立した大村精機鰍ェ、半導体工場の特殊ガスや高圧ガスの配管工事など、半導体製造装置に関わる仕事をしていたことと、外資系企業で仕事をしたかったことであった。
 入社当時は社員が少なかったので、何でも自分でやらねばならず、非常に勉強になった。しかし、その後、業界の成長と伴に社員数が急激に増え、仕事が事業部制になって縦割りになってしまったことに対する閉塞感や、いずれは父の会社を継ぐつもりもあったので、1990年に同社を円満に退社し、大村精機鰍ノ入社した。
 しばらくして、AMJの先輩より、「半導体製造装置のメンテナンスや改造を大村精機鰍ナやってみないか。」との依頼があった。同社の受注が急激に増えたため、手が回らなくなってきたこと、大村精機鰍ェ必要な技術を有していたこと、氏の後を追って元AMJの技術者が数名在籍したこと、またその時点ですでにクラス1000のクリーンルームを持っていたことが、先輩の頭にひらめいたものと思われる。当初は、各顧客向けの特殊仕様に関する改造作業を行っていたが、その後、中古の半導体製造装置を引きとり、再生し納入する仕事も入ってきた。そして事業も順調に伸びた1996年、氏は父親より大村精機且ミ長を引き継いだ。氏が32歳の時である。
 そのころ、日本の3〜5年先を行くといわれるアメリカの状況を視察している。そこでは大村精機鰍ニ同様な企業が、中古の半導体製造装置を再生する事業を手がけていた。そこで日本でもこの事業をと思い、1997年に再生事業を行う潟Aイ エヌ ジーを設立した。本格的に再生事業を行う日本で初めての会社の誕生である。

● 今でもトップクラスのメカニカルセンター

 半導体デバイスメーカーが使う、薄膜形成装置、エッチング装置、イオン注入装置などの半導体製造装置は何億円といった高額のものが多いが、ウエハーの大口径化や製品のデザインルールが変ると、新しい技術をもった装置やライン内での装置の取換えが必要である。その時、役目が終わった装置は廃棄されていた。
 ところが、これに修理や改造などの手を加え、新品同様に再生して販売してもコスト的に十分引き合うので、AMJは中古品を買い上げ、再生するリファブリッシュ事業を始めた。その時、この作業を受注したのが大村精機鰍ナあり、半導体製造装置のサービスに特化するために独立したのが潟Aイ エヌ ジーである。
 当社は今では社員が30人となったが、8割近くがかつてAMJに在籍した技術者である。したがって、AMATの半導体製造装置は当然のこと、その業界についても熟知している。
 ご存知の通り、半導体製造ではごみを嫌う。よって、その装置の再生作業はクリーンルームで行う必要がある。当社は再生事業を本格的に行うに当たり、大型の半導体製造装置を5台並べて再生できる、クラス1000(0.5μm以上)のクリーンルームを備えたメカニカルセンターを建設した。場所は川崎市麻生区栗木にあるマイコンシティの一角である。扇形の土地を有効に利用し、半導体製造装置の再生に必要な、高周波電源やポンプなどのユーティリティ、さらに付属装置を簡単に接続できるように設計されている。この設備は、今でも業界トップクラスのものである。 

● 新規参入が増える競争激化の中で、更なる成長へ
 この事業を始めた当初、半導体デバイスメーカーは不用になった装置を簿価で払い下げていた。これを再生して、新品に近い価格で販売するので、非常に利幅の大きい事業であった。ところが、うまみのある事業だけに競合者が参入してきた。半導体製造装置は高額だけに、リースで使っているところが多い。リース会社はリース切れになったものや、返還されたものを多く持っている。そこでリース会社がこれを再生する事業を始めたのである。また、口利きだけするブローカーも出てきた。また半導体デバイスメーカーが、直接自分で再生するところも出てきた。
 このように競争が激化してきたことにより、払い下げ価格は従来簿価であったものが、順次値上げされてきた。このような環境の中で当社は、AMAT以外の海外装置メーカーとも代理店契約をし、また自社独自で半導体デバイスメーカーから直接仕入れて再生するものも増やし、更なる成長を図っている。

● 顧客満足NO.1を目指す現在進行形の会社
 この業界では半導体製造装置を再生する技術力があれば、後は「情報」「勇気」「お金」だといわれている。自社で直接仕入れて再生、販売するにはリスクがあり、資金力が必要だと言う事である。
 当社は、リース会社と比べれば十分な資金力はあるとはいえないが、この分野で抜群の技術力、情報力を生かし、業績を拡大している。「会社名‘アイ エヌ ジー’を英語で書けば‘ing’となり現在進行形を表します。わが社は、この業界で顧客満足NO.1を目指す現在進行形の会社です。」と明るく語る社長の言葉には自信がうかがえた。

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