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アクト電子株式会社


レーザ・ドップラー方式測定技術で最先端を走る独立系計測器製造企業


社長 斎藤 浩一 氏
●事業内容
レーザ・ドップラー応用測定器群の開発・製造・販売
ワウフラッタ・ジッター アナライザ群の開発・製造・販売
その他の特注応用システム群の開発・製造・販売

■企業名 アクト電子株式会社
■創 業 1985年4月
■所在地 川崎市中原区宮内4-7-16
■電 話 044-589-8180      ■F A X 044-589-8181
■代 表 斎藤 浩一 氏
■資本金 2,200万円
■売上高 5億円
■従業員 30名
■U R L  http://www.actele.co.jp/ 
 


 日本Jリーグ2006年準優勝、川崎フロンターレの本拠地等々力陸上競技場が見えるすぐ近くに、昨年(2006年11月)建築したばかりの美しい3階建てのビルがある。ビルのすぐ前には等々力緑地公園があり、休憩時間など疲れた頭脳を癒すことができ、技術者の多い企業にとって最適の場所である。ここにアナログ・デジタル・メカトロ・光学に関する電子計測の総合的なシステム作りで活躍する独立系電子計測製造企業「アクト電子株式会社」がある。

● 技術の高度化を予見して独立創業した七人のサムライ技術者
 当社は、音や光や電波などの発生源が動いているとき、振動数が変化するという現象であるドップラー効果を応用した、各種測定機を製造する電子計測器メーカーである。
 電子計測器は、1980年代初めには各種の研究所、電子機器や機械設計の実験室で使用されており、工場においては品質管理や工程の自動化のために数多く使用され始めていた。しかし、その種類や性能・目的が多種多様で、ひとつのモデルを大量に生産販売できる製品ではない。さらに技術的進歩に伴って要求される性能、品質や精度は厳しくなり、新しい技術開発も続けなければならない。高度な技術と研究心を持ち、計測器市場を良く理解し、顧客から広く意見を聞く耳を持つ技術者集団でなければこの事業への対応は難しい。こうして電子計測器に関する開発設計能力を誇る「七人のサムライ技術者」がそれまで勤務していた企業から1985年に独立し、創業した。
 創業以来、アナログ・デジタル・メカトロ・光学のハード及びソフトの開発人材を擁し、総合的なシステム作りができる企業として活動してきた。最初は、大手メーカーのワウフラッタ・メータやレーザ・ドップラー方式測定システムをOEM生産してきたが、自社の能力が高まると共に逐次自社ブランドに切り替えてきた。また、常に市場のニーズを求めて、新しい分野を開拓し、商品のレパートリーを拡大してきた。
 現在電子計測・光応用各種センサー、とりわけ「非接触レーザ・ドップラー方式」の速度、長さ・計測装置は、鉄鋼、紙、フィルム、電線、ワイヤーロープ、自動車関連など非常に広い分野の産業に多数導入されている。製鉄所の800℃を超える高温度や、高速鉄道など高速で移動する対象の速度、回転ムラ、長さを精密に測定するためには当社の新しい非接触計測装置は、なくてはならない存在であり、その用途を拡大し、メーカーとしての成長が大きく注目され、期待されている。

● 事業には3本の大きな柱があり、さらに4本目に挑戦中
  当社には測定に関する事業の3本柱がある。
  1. レーザ・ドップラー速度測定器

  2. 速度変位回転ムラ測定装置、2ch速度差変位差測定器、レーザースケーラ速度長さ測定器など速度や長さを非接触で測定する機器
  3. ワウ・フラッタ、ジッター測定器

  4. 最近話題のCDプレイヤーやDVDプレイヤーなどの光ピックアップやドライブの生産工程及び評価で使用される機器
  5. 産業用の各種測定装置
    鉄鋼・紙・フィルム・電線・ロープ製造業や鉄道業などで使用される光センサー技術を応用して移動距離や速度さらに長さを測定する機器
 特に産業用測定装置は特注品が多く、この分野において技術開発に関して要請があれば断ることはない。国内における競争相手は少なくなり、競合は海外メーカーが中心であり、サービスとメンテナンスなど技術サポートで十分対抗できると自信を持っている。
 これに加えて4本目の柱として、ビデオカメラを収納し、回転台に取り付け監視観察用に使用する一体型のカメラ装置を育成中である。

● マイコンもソフトウエアも自社開発が中心

 1985年に、レーザ・ドップラー方式速度・回転ムラ測定システムを開発し販売したが、その時からマイコンに取り組み、センサーの製造は社内、ソフトウエアも自社で開発し、デジタル技術の最先端を走ってきた。幸い納入先は実績を評価し、信頼度が高まり、リピートオーダーに結びついてきた。大手企業もこの電子計測器業界に参入してきたこともあったが、1機種の生産販売数が少なく、新規開発のコストも高いために、そのほとんどが撤退してそのたびに当社の存在価値が上昇してきた。
 また、レーザ・ドップラー効果を応用した測定では、反射してくる光の質は応用分野が広がる毎に複雑になり、ベルトとプーリーの「すべり」測定 、プリンタの紙送りの「すべり」測定、歯車の噛み合い誤差測定、鉄鋼関係の圧延工程での延伸率測定など、これを的確に捉えて対応する技術レベルは益々高精度が要求される。当社の技術者集団はこれに嬉々として取り組み問題の解決に当たっている。

● 新しい価値創造で社会に貢献
 産業のマザーツールとしての電子計測器の役割を自覚し、顧客の立場で発想し、新しい価値の創造で社会へ貢献することを当社の企業理念としている。初代古川社長のときにこの企業理念を制定した。
 当社の名称「アクト電子」は「Active」及び「Analog & Computer Technology」からACTに由来している。従業員を大切にし、楽しく仕事をしてもらうために、経営結果を反映し還元する各種の報奨制度を設定し、1998年に増資した際、社員にも自社への投資を呼びかけ、現在全社員の7割が自社株を所有する。これも企業が元気に活躍し、次々と新製品を開発する原動力になっている。

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