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タイジ株式会社


温もりのあるサービス“もてなしの心”電気タオル蒸し器トップメーカー


社長 堀江 裕明 氏
●事業内容
電気タオル蒸し器、食品温蔵庫、全自動酒燗器など業務用サービス機器の製造・販売

■企業名 タイジ株式会社
■創 業 1964年10月
■所在地 本社 〒210-0005 川崎市川崎区東田町5-3ホンマビル
    (川崎事業所、大阪営業所、名古屋出張所)
■電 話 044-211-5881      ■F A X 044-222-5857
■代 表 堀江 裕明 氏
■資本金 3,250万円
■売上高 16億5,000万円(H18年3月期)
■従業員 55名
■U R L  http://www.taiji.co.jp/   
 


 「あたたかいおしぼりや、おいしい料理をあたたかく提供するという“ぬくもりのあるもてなし”が、当社の40数年に及ぶ商品開発の原点ですよ」と、冒頭より堀江社長から、その思いを熱く語っていただきました。

● ホスピタリティー商品で国内トップ、さらに海外でも好評
 TAIJIの電気タオル蒸し器“ホットキャビ”は、国内シェアー約50%であり、タオル蒸し器の代名詞にもなっている。好評のゆえんは、高い品質、アフターサービス、手ごろな価格(30本入れで\32,700、300本入れで\84,200)のほかに、インテリアに合わせてデザイン、カラー、木目を選ぶ事ができ、さらに、医療現場へは殺菌灯付きや、季節/用途に応じて使い分ける冷温庫なども揃えている。しかもこの冷温キャビは、冷却部に新冷却システム「ペルチェ素子」を使用し、オゾン層破壊の「フロンガス」は一切使っていない“業界初のノン・フロン冷温庫”である。
 寒い冬の夜の帰宅途中コンビニでお目にかかる「ホカホカ湯気のおでん鍋」や「アツアツの肉まん保温ケース」、お弁当・お惣菜屋さんの「保温用ショーケース」、また高齢者所帯向け等に「暖かい食事やお惣菜を届ける宅配便の温蔵庫」、さらに“ちょっと一杯!”で寄った馴染みの居酒屋さんの「酒燗器、燗どうこ」等、身近にTAIJIのホスピタリティー(親切なおもてなし)商品を多数見ることが出来る。
 これらのホスピタル商品は機能サービス面の充実のみではなく、お店の明るさとディスプレイを演出する豊富なデザイン・サイズ・カラーを備えていることも好評の要因で、食品・飲料業界だけではなく、美容・エステ、医療・福祉、娯楽産業へも広く浸透しつつある。
 “暖かいおしぼりでもてなす”という日本の文化は海外(特に北米、EC)でも好評で、ドイツの展示会では、日本のおしぼりの文化を卒論テーマにしたいという女子学生から、インタビューを受けたとの事である。
 
● 経営の基本は「機器開発の選択と集中」、「機動性のある人材の育成」
 創業以来“暖かいぬくもりでもてなす”商品を世に出してきたが、機器開発の基本は@業務用サービスに特化する、A小型であること、B電源は身近の100ボルト使用とし、大手との競合となる巨大マーケットではなく、ニッチ商品、ニッチ市場を選別し、集中して根を張って来たのだ。
  「当社の強みは機動力のある人材です。客先クレームを吸収出来、速やかに開発にフィードバック出来る人材を育ててきました。また営業をサポートする『修理の履歴カルテシステム』等を準備してきました」と言う。中小企業は一貫した人材教育は困難なため、自身が常任理事を務める神奈川県中小企業家同友会などの社外機関や、川崎異業種研究会なども利用しているようだ。また社員の人間性形成は先輩から後輩へOJTで伝承しているとの事である。

● 社会貢献性、自律性、人間性の3本柱を謳う経営理念
 創業40数年の当社は、創業の精神『会社の発展と社員の幸福が一致するよう努力し、みんなが豊になろう』を守りつづけ、経営理念には3本柱をうたっている。
  1. まず社会への宣言として、『私たちは”ホスピタリティー“をテーマに、健康、衛生、安全、環境に配慮した商品開発とぬくもりのあるサービスで豊な社会の創造に貢献します』
  2. 次に自律性を強調し、『私たちは自らの力で商品を開発し、製造し、販売する独自性のある会社を目指し、独自のブランドで世界に通用するグローバルな企業になります』
  3. さらに社員への呼びかけとして、『私たちは共に育ちあい、明るく創造的な人間、人から当てにされる人間、心豊な人生を送れる人間になります』
全社員に浸透した経営理念の下で、新市場の開拓、新商品の開発、人材の育成が着実に進められていることが感じられました。
● 10数年の金融マン生活が、結婚により大きく転換

  当社は1964年に岳父の本間泰治氏が創業している。2代目社長の堀江裕明氏は、下田市出身で成城大学法学部を卒業し、日本債券信用銀行(現;あおぞら銀行)グループに入社、有能な金融マンの道を歩んでいた。1990年ごろ大学の後輩の奥様と知り合い、岳父より結婚の条件はタイジ鰍ヨの入社とされ、10数年勤めた銀行グループから実業の世界へ飛び込むこととなった。1994年入社し営業でとことん鍛えられ、常務として5年間実質経営を任された後、2005年社長に就任した。
 入社当時は創業30年、研究開発型企業への指向で、メーカーでありながら“もの作り”はファブレスのため、生産技術のノウハウが殆ど消えかかっていた。また平均年齢は45歳と高く、ややもすれば保守的な考えに流れるきらいがあった。さらに外食産業にも進出しており、ビヤホールレストラン、中華飯店、和食料亭共に不調で、本体事業の利益を持ち出す状態であった。
 裕明氏は、社外団体の重鎮として多忙な岳父に、かなり思い切った提言を行い、人心一新、事業の再編成などの革新を進めていったが、創業の精神、経営理念が大いに役立ったようである。

● 世界グローバリゼーションを目指して前進するTAIJI

  「世界の何処ででも当社の製品が見られるようにするのが夢です。10年、20年のスパンで、日本のぬくもりの文化を広めていきたい」と語る。趣味は体育系の社長では有るが、「オーナーとして責任のある立場になって以来、時間が取れず、ゴルフ(シングル)と家族団欒でストレス解消をしています」と言う誠実でスポーツマンタイプの社長であった。

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