HOME

元気な起業家紹介
  元気企業紹介(TOP) > ユーケーテック株式会社

ユーケーテック株式会社


壮大な夢“X”に向けて邁進するベンチャー製造業


社長 宇佐美 一弘 氏
●事業内容
各種製造ラインの検査・矯正機の開発・設計・製造・販売
角度検査・矯正機、平面度検査・矯正機、Assy検査・矯正機
バネ荷重検査・矯正機(自動)バネ荷重検査・矯正機(手動)

■企業名 ユーケーテック株式会社
■創 業 2000年4月7日
■所在地 〒213-0014 神奈川県川崎市高津区新作 2-18-32
■電 話 044-852-7192      ■F A X 044-852-7193
■代 表 宇佐美 一弘 氏
■資本金 2,500万円
■従業員 5名
■U R L  http://www.uk-tech.com 
 


  メカトロニクス及びソフトウエアの技術者の集団、製造系のベンチャー企業である。自動化をより推進したい企業、暖めているアイディアを具現化したい企業、加工精度や歩留まりに悩む企業から相談を受け、解決策を提案し、対応機器を開発・設計・製造・販売する。社員は全員大手企業で研究開発や基幹部品の量産設計などで問題解決の経験を豊富に持つベテラン技術者ばかりである。ベンチャー企業で製造業は難しいと言われながらも、当社の実力を知る関連企業の評価は益々高まっている。

● 機械設計、メカトロ設計での技術スタッフの提案力が強み
 機械設計・製品開発支援業務が業務の一つの柱だ。市場における企業間の競争が激しく、製品の寿命は短くなり、開発期間は益々短縮することが要求されている。企業にとって製品の開発、設計、製造のトータルコストのミニマム化が最大の課題である。
 試作段階では、様々な検証やパラメータの決定が主目的になる。出来上がった試作機は、様々な条件で試験し、改良点や改善点を見つけ、フィードバックする。改造は、コストと時間の両面で最小限度に抑えたい。例えば、改造部分が少なくなるように必要な部分をモジュール化しておき、取り替えられるように設計する考え方である。これを当社では、「機能自由度のある設計」と称している。機能自由度を高めた設計により試作段階での費用と時間を圧縮することができるのだ。
 当社の技術スタッフは、試作段階では機能自由度を高めた設計を得意とし、一方、量産設計で必要となる様々な分野にわたる深い知識や経験、顧客の視点に立った細やかな心配りに絶対の自信をもっている。ユーケーテックは技術スタッフの提案力でトータルコストのミニマム化の課題に応えている。

● 測定器ではなく、矯正機をつくる企業
 製品は、センサーを使って角度や平面度を測定し、そのデータをフィードバックして良品だけを製造する矯正機である。しかし、当社のそれは、単なる従来の測定設備とは異なる。過去にスタッフが各種の問題を解決し、工程改善を行い、経験の中で培われた品質管理や生産技術に関する蓄積された豊富なデータとノウハウがびっしり詰まったシステムである。過去に経験で得たある部分はソフトウエアに組み込まれ、改造が必要な部分はモジュール化され、矯正機の精密設計に活かされている。
 「それだけに製品の本来の機能や性能を理解していただくのに時間がかかり、各機器の妥当な価格の設定が難しい」と宇佐美社長はベンチャー企業としての悩みを語る。
 これらの矯正機を当社では、「Perfect QC System」と製品紹介する。「良いものは美しい」という社長の基本的な考え方で製造しており、完成した製品の出来栄えが美しいことも当社の自慢である。
 当社のPerfect QC Systemは、従来の日本企業で採用してきた「原因を追究し、工程を改良・改善し、不良率を下げ、それでも足りない部分を熟練作業者が腕でカバーする」という日本の伝統的なモノ作りを支えてきた考え方や企業文化に挑戦し、ある意味で否定する。Perfect QC Systemで「精密製造業に生産システム革命をもたらす」ことを宇佐美社長は考えている。
 事前に測定し、想定された必要な矯正作業を組み入れるという考え方は、問題が発生したら原因を調べて改良を加えるという従来の技術者の大きな発想の転換が必要であり、その企業の従来の文化の否定や破壊につながる。この考え方を企業に説明しても導入するためには、設計の基本的思想や培ってきた企業文化を大きく変革する必要があり、開発設計部門の内部抵抗が大きい。矯正機の採用は、従来文化と矯正機による修正文化の戦いなのである。
 Perfect QC Systemを採用すれば、製造工程の作業者に特別の能力や経験を必要としない。作業者の能力が不十分でも部品や製品の製造、更にアセンブリー製品でさえもこれを応用し、測定した結果のフィードバックで良品だけを製造するラインを作ることができる。このことは納入実績からも証明されている。日本企業は、海外へ製造ラインをシフトするに当り、習慣や文化が異なり、作業経験が少ない従業員を日本の従業員と同じレベルに教育・訓練するために時間と労力をかけている。しかし、当社の矯正システムを採用すれば、経験の少ない作業者も短時間の指導・訓練で使用可能となる。当社が製造し、納入した矯正機の95%以上は、タイや中国など海外工場の製造ラインに導入され、活躍し、既に実績を上げている。

● 実現に近づく壮大な社長の夢“X”
 お客様に当社の持つ技術やノウハウなどのシーズを説明しても良く理解してもらうことは難しい。そのために広くニーズを求めて情報収集を行い、企業に粘り強く説明して受注活動をする。現在の当社のシーズを基にお客様のニーズを具現化する企業になりたい。これが当面の経営方針である。
 社長の趣味は、ロボットの研究開発である。(財)川崎市産業振興財団主催の「かわさきロボット競技大会」へ出場したこともあり、現在もかわさきロボット大会協賛企業として応援中である。このようにメカトロニクスで幅広い実績を持つ宇佐美社長には、現在の技術と事業の延長線上に見える壮大な夢“X”がある。「まだその夢は公表できる段階にない」と言いながら、製品や将来の事業活動を説明する社長の顔は、話の展開と共に熱をおび紅潮してくる。秘められた夢“X”が日ごとに現実となってくる自信がそうさせるのであろう。製造系ベンチャー企業ユーケーテック株式会社は、将来の飛躍を目指し、元気に邁進中である。

  戻る

Copyright 2005 Institute of Industrial Promotion-Kawasaki.All rights reserved.