HOME


  元気企業紹介(TOP) > 株式会社 アイタン

会社名株式会社 アイタン


消防設備の点検や施工を担い火災から人の命を守る



代表取締役社長 海老沼 学
事業内容事業内容
消防設備の設計、施工、保守、販売

  • 企業名 株式会社 
  • 創 業  1999年(平成11年)8月
  • 所在地 川崎市高津区千年新町29−2
  • 電 話  044(766)9909
  • 代 表  海老沼 学(エビヌマ タカシ)
  • URL  http://www.aitan.jp
アイタンは東京23区を中心に、火災報知機、スプリンクラー、消火器、非常階段、非難器具等の消防設備の法定点検や施工を行っている。顧客の要望に対する柔軟な対応力、フットワークの良さには定評がある。当社は、ここ10年で企業規模を急拡大させている。ほとんどの社員が国家資格の『消防設備士』を取得し、若手社員が活躍する元気企業を紹介しよう。

● 主力事業は消防設備の法定点検 オフィスビルやマンションなど幅広い現場で活躍


 アイタン社長の海老沼氏は、火災防災設備の大手メーカーで技術者として働いた経験を持つ。入社して3年ほど経った頃、「消防設備に関する工事を自分でやってみたい、現場に立って働きたい」という想いから、独立を決意する。そして、1999年にアイタンを創業した。海老沼氏が27歳の時だ。
 創業当時はバブルが弾けた影響が色濃く残り、消防設備の市況は厳しかった。「新しいビルの建設はほとんどなく、これ以上落ちようがない底の状態から事業をスタートさせました。つてを頼って仕事を確保することから始め、徐々に仕事量を増やしていきました。バブルの好景気を知らない分、堅実な経営を進めてくることができたと思います」と海老沼社長は当時を振り返る。
 アイタンの主な事業内容は、消防設備の法定点検や設置工事だ。法定点検は消防法により、年に2回の点検が義務づけられている。当社では火災報知機、スプリンクラー、消火器、非常階段、非難器具などの点検を行い、報告書を作成している。
 現在では、大手だけでも20社以上の顧客を持つまでに成長した。オフィスビルやマンションなどの管理会社との取引が中心で、現場は東京23区が多い。官公庁の建物などの消防設備の点検も行っており、中には海外の日本大使館も含まれるという。
 同業他社は社員数が10名程度の規模であることが多いのに対し、当社は80名を超える社員を抱えている。ビル等の改修工事や新築工事の現場では、日程が狂うことも多いが、当社では従業員の担当を組み替えることで、工事日程の変更に柔軟に対応することが可能だ。
 また、特定の顧客に依存することなく、幅広い顧客から仕事を受注していることも当社の強みとなっている。昨年から顧客管理課を新設して、顧客の要望にさらにきめ細かく応えていく体制を整えている。既存の顧客を大切にして、Win-Winの関係を作っていくことが狙いだ。
 さらに、情報システムを自分たちで構築し、今日はだれがどの現場に行っているか、書類管理、進捗状況等、ぱっと見てわかるようにしている。社員全員で情報を共有することにより、フットワークの良い顧客対応を可能にしている。

● 平均年齢29歳! 社員のほとんどは『消防設備士』


 アイタンは社員の平均年齢が29歳であり、若手が活躍する会社である。社員のほとんどが国家資格である『消防設備士』を取得しており、点検スタッフのみならず、女性事務員も取得しているという。当社では社員の消防設備士の資格取得を応援しており、試験の合格者に対して、お祝い金を出している。また、消防設備士には甲種・乙種を含め複数の種類があるため、取得した資格の数に応じて、賞与で上乗せした金額を支給するなど、評価の仕組みを整えている。
 このほか、当社では組織運営に関して、さまざまな工夫を行っている。ここでは、そのうちのいくつかを見ていくことにしよう。
 まず、現場によっては顧客の業務が終了した後に消防設備を点検することになるため、作業が深夜や早朝に及ぶこともある。社員の家庭の事情等も含め、社員の働き方に関するさまざまなニーズに対応できるよう、勤務時間の長さや時間帯などに応じた採用の仕組みづくりを行っている。
 次に、「当社の事業はサービス業」という考え方の下、社員教育にも力を入れて取り組んでいる。たとえば、マンションの点検ではお客様の部屋に入るため、身だしなみを整えて清潔感を保つ、明るく挨拶する、玄関では脱いだ靴を揃えて置くなど、きめ細かな社内講習や認定制度によって社員を指導している。
 さらに、仕事の品質を高めるため、海老沼社長自らが考案したチェックシートを使用して、点検作業を行っている。また、クレームが発生した場合、夕礼などを利用して皆で情報を共有化し、再発防止を図るようにしている。
 そして、社員のモチベーションアップのために、さまざまなイベントを企画している。大々的な新年会、豪華景品の忘年会、部署ごとの懇親会、禁煙促進のため非喫煙者に支給する「健康促進手当(期間限定)」の他、2年に1度の社員旅行は国内外を選択(昨年実績ローマ、バリ島、他)できるので、社員から大いに喜ばれている。
 また、常に初心を意識させるため、社員から標語を募集している。【絞め直せ!ネジより先に気のゆるみ、現場出る前自己点検】は最近の大賞作品だ。
                     

● 社員を豊かにして行きたい!


 
「アイタンの仕事は、人に誇れる仕事です。裏方ですが、人の命にかかわる仕事をやっています。感知器等の設置や点検を通じて、火災を未然に防ぐという大事な仕事です。元気でやる気のある方には、是非当社へ入社していただき、自分自身でやりがいを見出して欲しいですね」「社員には好きなことをやって欲しいと願っています。現場が好きであれば、働ける限り何歳までも現場を続けていただき、営業が好きであれば、同様に営業を続けていただく。経営に関心があるのであれば、経営に携わってもらってよいのです。また、当社は同族会社ではありませんので、働いている人に会社の利益を還元していきたいと考えています。それらを通じて社員を豊かにしていくことが、私たちの目指すところです」と海老沼社長は力強く話す。
 一方、当社は今年の3月から新たに介護事業に乗り出す。15年ほど前からデイサービスを行ってきた事業者から、当社が介護事業を引き継ぐ。これは、業績不振により、2つの事業所のうちの1つを閉鎖せざるをえないという介護事業者の相談を受け、当社が後を引き受けるという判断をしたものだ。事業を引き継ぐことで、介護スタッフの雇用を守り、60名の利用者はそのまま現在のサービスを受け続けることができる。地域社会への貢献と社員へいろいろな可能性を示したいという想いから、介護事業への参入を決意したという。「たとえば、将来、足が少し悪くなって現場にいけない社員が出てくるかもしれません。そんな時には介護の仕事もあるという選択肢を示すことができれば、将来に対する安心感が増すのではないでしょうか」と海老沼社長は解説する。
  「事業の継続性や若い社員の将来のことを考えると、会社を成長させていくことが必要です。日本各地に管理ビルをお持ちのお客様も多いので、私たちも全国展開していきたいと考えています。まずは関東各地に支店を出すことから始めます。そして、若手社員のために管理職ポストも増やしていきたいですね」アイタンの挑戦はこれからも続いていく。 

  戻る

Copyright 2005 Institute of Industrial Promotion-Kawasaki.All rights reserved.