株式会社BIOTECHWORKS-H2

ビジネスアイディアのテーマ

廃棄物から水素、水素から再生可能エネルギーへ!

  • かわさきビジネス・アイデアシーズ賞 
  • 会場応援賞  
  • 日本弁理士会関東会会長賞 
  • 宝印刷賞 
  • かわさきFM賞

代表者

西川 明秀

当社は、廃棄物を燃やさずに水素を生成し、その水素を再生可能エネルギーとして活用する仕組みを構築します。IoT と AI によって CO₂削減量や資源循環を可視化し、自治体や企業の脱炭素化を支援します。将来的には、この水素から e-fuel を生成し、日本中のごみ処理場を“地産地消のエネルギー拠点”へと転換することを目指しています。

新規性・優位性として、分別不要の混合有機ごみに対応でき、水素収率も10%以上と業界平均(5%以下)を大きく上回る前処理技術を有しています。また、副産物ゼロを目指し、発生する無機物はスラグとして再利用することで完全なゼロエミッションを実現します。さらに、IoT/AIにより CO₂削減量や資源循環を見える化することで、企業の脱炭素経営にも貢献します。

市場は、国内では自治体や組合、廃棄物運営会社を中心に、約20兆円規模の廃棄物管理市場と、2030年に4兆円規模が見込まれる水素市場が主要ターゲットとなります。海外では東南アジアや中東での展開を予定し、すでにインドネシア、マレーシア、ベトナムの州政府と協議を進めています。

競争力として、従来は分別された特定の廃棄物しか処理できなかったところ、当社の「BIOTECHWORKS-H2」は混合ごみに対応し、CO₂削減、廃棄物処理、水素利活用を統合的に実現します。プラントの構築・運営は自治体や企業が行い、当社はソフト・知財・デジタル・スキームを提供することで、環境貢献と収益性を両立したビジネスモデルを確立しています。