Blue Farm株式会社
ビジネスアイディアのテーマ
企業のESGを前進させる茶畑ソリューション『ChaaS』
受賞内容
- かわさきビジネス・アイデアシーズ賞
- 審査員会賞
代表者
青木 大輔
ビジネスアイデアの概要

『ChaaS(茶畑 as a Service)』は、企業が“飲料を導入するだけで”ESG施策を開始できる環境ソリューションです。茶畑が持つCO₂吸収量や生物多様性価値を可視化・証明し、企業はその価値を反映したサステナブル飲料(例:SUSTEA)を導入することで、自社の環境貢献をわかりやすく社内外へアピールできます。Scope3削減、TNFD開示、従業員向けESG啓発ツールとしても活用できる点が特長です。
新規性・優位性として、一次産業である「茶畑」の環境価値を可視化し、それを都市部企業のESG施策へ転換する独自モデルを構築している点が挙げられます。寄付やCSRとは異なり、日常的な“飲料導入”という行動を通じて環境貢献を実現できる革新的な仕組みです。CO₂吸収量や生態系保全の貢献度をブロックチェーン等で科学的に証明でき、企業のサステナビリティ報告やPRに活用可能なことも大きな強みです。また、耕作放棄地や世界農業遺産地域との共創モデルとして展開できる点も優位性の一つです。
市場について、本サービスの主なターゲットは、大手企業のサステナビリティ推進室、経営企画部、IR部です。これらの部門はScope3削減やTNFD/CDPといった非財務情報開示、ESG啓発施策を進めており、日常的な行動をESG価値に転換できるChaaSへの需要が高まっています。法人向け飲料市場は国内で約2,000億円規模とされ、今後はESG文脈での置き換えニーズが拡大すると期待されます。
競争力として、『ChaaS』は「ESG貢献を証明できる飲料」という独自の価値を提供します。企業は飲料を導入するだけで、茶畑のCO₂吸収量や生物多様性への貢献度を数値で示すことができ、ブロックチェーンにより高い信頼性も担保されます。これにより、統合報告書やESGレポート、プレスリリースで“根拠ある実績”として発信可能です。さらに、農業との共創により地域活性化や耕作放棄地再生にも寄与する多面的なサステナビリティ価値を企業活動に組み込める点が、他にはない強力な競争優位となっています。


