かわさき起業家オーディションビジネス・アイデア シーズ市場
第52回最終選考会(2008年2月9日開催)
ENTRY No.2

ビジネスアイディアのテーマ
『神奈川発、地域密着型クロスメディア・プラットフォーム「100円CM」とは』

ビジネスアイデアの提案者
株式会社100円CM
 林 茂夫(はやし しげお)

  【川崎市高津区】

かわさき起業家賞
かわしん賞
川崎市制度融資認定
林 茂夫さん

ビジネスアイディアの概要について
地域に様々点在する各種デジタルサイネージ(OOH、店舗内POP、施設内メディア等)を『100円CM』という概念でプラットフォーム化し、更に、地域新聞、フリーペーパー等のニッチメディアをクロスメディアで活用できる仕組みを構築します。 まずは、神奈川県内にある26箇所のボウリング場のスコアリングモニターを使い、15秒CMを4回配信して100円で提供します。
一商店でも100円という単位で地域内で重点的に広告宣伝できる広告メニューを“ウリ”とし、『見せるだけ』の広告(CM)から、店舗コンサル⇒経費削減⇒プロモーション⇒顧客囲い込み(CRM)までを一環して提供できるサービスとして確立します。
100円CM

新規性・優位性について
  • 通常、数100万円もする動画広告料(CM)に100円(ワンコイン)という前例のない単位基準を設定することで、広告業界におけるロングテールビジネスを確立
  • 電子マネー、地域ポイント&クーポンなどを連動させ、見るだけのCMから、『見て、その場でアクセス・登録してお得になるCM』のモデルを構築し、地域内経済の活性化を促進
  • 地域在住のクリエイターによる動画CM制作ができる仕組みの提供により安価にCM制作を実現
  • 経費削減コンサルによる店舗経費削減による広告費捻出により新たな出費による広告を回避

市場について
  • 主なターゲット・市場の規模
    ターゲット:地域内の飲食店、理美容院、クリニック、その他の商店など
    市場規模:本事業において広告枠が完売できた場合の最大売上高は以下となります。
    1ボウリング場当りの60枠×1,400円(@日)×30日(@月)×12ヶ月 =3,024万円/年
    神奈川県  26センター   3,024万円×26   =7億8,624万円
    全国     541センター   3,024万円×541  =163億5,984万円
  • 市場での競争力
    ●CM1配信25円という圧倒的安価な価格
    ●地域密着型の広告代理店が新聞チラシ広告やタウン誌内広告のオプションメニューとしてセット販売しやすい商品
    ●自社で技術開発せず、他社の新技術を応用するなど、常に時代に即したソリューションの提供が可能
    ● 動画広告素材(コンテンツ)はそのままインターネット、モバイルでも二次使用可能

実現性について
  • 実施スケジュール
    2008年1月 パイオニアソリューションズとの共同実験協定締結
    2008年4月 神奈川県内の26ボウリングセンターへインフラ拡大
    2008年7月 大学、自動車学校、病院内メディア等との連携開始
    2009年1月 東京エリア10センターへ事業拡大(計36センター)
    2010年1月 東京、埼玉、千葉、静岡エリアの12センターへ事業拡大(計48センター)
  • 実施場所
    株式会社100CM
  • 実施体制(従業員等)
    従業員7名、資本提携先からの出向者数名、株主16名(顧問)
  • ビジネス・パートナー
    神奈川県ボウリング場協会、パイオニアソリューションズ株式会社、株式会社フェイス・ビズ、株式会社タイレルシステムズ、株式会社テンプラス、株式会社リプコ
  • リスクとその管理
    インフラ(配信システム)を自社で保有することが最大のリスクと考えており、現在、パイオニアソリューションズ殿、及び日立製作所殿の動画配信ASPサービスへの移管を前提に両社と協議中です。

このページの内容は、受賞者の文責による最終選考会プログラム(当日配布)の内容を転載したものです。
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