かわさき起業家オーディションビジネス・アイデア シーズ市場
第53回最終選考会(2008年6月14日開催)
ENTRY No.5

ビジネスアイディアのテーマ
『「進めよう! 健康経営」うつ病対策・復職支援!~オンリーワンの真心サポート~』

ビジネスアイデアの提案者
株式会社ハートセラピー
柳原 里枝子(ヤナギハラリエコ)

【神奈川県横浜市】

かわさきビジネス・アイデアシーズ賞
柳原里枝子さん

ビジネスアイディアの概要について
「進めよう! 健康経営」企業において“心の病”をもつ人が増えています。「社員の心の病が増加傾向にある」と答えた企業が、2002年に48.9%だったのが2006年 には61.5%にも上っています。このように、うつ病は、すでに社会問題になっていると言っても過言ではありません。 ハートセラピーは、企業の現場をよく知る、経営コンサルタントと産業カウンセラーなどの有資格者により、次のサービスを提供いたします。

「人にやさしい健康経営づくり支援事業の推進」
1)うつ病予防対策支援事業
企業に対してメンタルヘルス対策の全面サポート!
独自開発の職場環境診断・ストレス診断→評価・分析→研修・コンサルティング・個別カウンセリング
2)ケア・復職支援事業
休職開始段階から支援チームを編成し、復職後のフォロー管理まで本人専用のプログラムを作成
“より早く”“より安定的に”“より安価”での復職を支援します。
  1. 休職開始プログラム……復職支援チームの編成、自己管理指導など
  2. 復職準備プログラム……リハビリ計画書、行動変容カウンセリング、職場環境改善など
  3. 復職実行プログラム……主治医の復職許可に基づく復職実行計画書の作成など
  4. 復職後管理プログラム・・アフターケア計画書の作成、新たな改善確認など

新規性・優位性について
~ ハートセラピーの「健康経営プログラムは生産性向上につながります!」~
ハートセラピーは心の病の問題を、単に個人の問題としてではなく、組織全体の問題としてとらえ『21世紀の優良企業の条件』として「うつ病のケア・復職支援」に加えて「うつ病予防対策の組織体制づくり支援」の両面を整える【人にやさしい健康経営】づくりを支援いたします。
  1. マンツーマンによるケア、復職支援方式から主治医、産業医、会社、家族などを支援チームとして編成し、チーム一丸となって復職支援をする体制で臨む。
  2. 独自開発の環境調査診断書による適切な分析とコンサルティング
  3. ものづくり合理化・業務改善活動など職場環境改善の実践指導を行うことにより、生産性向上にも直結。 以上が新規性となっております。

市場について
  • 主なターゲット・市場の規模
    働く人々のうつ病は増加しており、企業のうつ病対策は避けられない状況になりつつある。
    中堅・大企業、さらに中小に対しては団体組織などへ会員制導入を提案する。
    また、うつ病の個人に対しても復職支援を実施する。
  • 市場での競争力
    上記の新規性・優位性で厳しい市場競争に臨み、うつ病に悩む方々の早期社会復帰と「人にやさしい健康経営づくり」に貢献しながらハートセラピーの知名度を不動のものにしたいと考え ています。

実現性について
  • 実施スケジュール
    平成20年1月より営業活動開始⇒商工会議所・子供文化センター・鬱の家族の会・企業・大学などにてメ ンタルヘルスやコミュニケーションセミナーなど開催 平成20年5月法人化⇒社会保険労務士・精神科医・経営コンサルタント会社・人材育成会社などとの業務 提携を進め営業力強化していく
    平成20年8月以降⇒産業カウンセラー育成事業開始
    平成20年10月以降⇒産業カウンセラー有資格者募集にてスタッフ確保、教育指導
  • 実施場所
    平成20年4月 横浜市神奈川区及び川崎に事務所を開設し、京浜地区を中心に営業活動を展開中。
  • 実施体制(従業員等)
    1)当面、役員2名の体制で営業を勧めているが、研修セミナー会社1社・社労士2社と業務提携した。
    2)自助グループ「うつの家族の会」との協調体制をとり研修セミナー等の開催を請負う。
    3)3年後は役員2名、スタッフ3名、契約カウンセラー数名の体制を整える。
  • ビジネス・パートナー
    1)代表者……看護師、認定心理士、産業カウンセラー、第一種衛生管理者、心理相談員、産業保健指導員
    2)取締役……経営変革コンサルタント、産業カウンセラー
    3)協力支援…河部康男(顧問医師・精神科医・産業医・労働衛生コンサルタント)、社労士オフィスみやざき、澤田社会保険
    労務士事務所、㈱ヒューマン・クオリティー(セクハラ・パワハラ問題担当)、㈱アイリーズ(ホームページ作成)
  • リスクとその管理
    1)うつ病の再発、自殺念慮などの危機管理を要す。休職段階を始め職場復帰までの各段階にて医療的な判断は医師の診断結果に基づいて進めることを前提とする。
    2)顧問の精神科医師との連携を綿密にする。
    3)うつ病の再発、自殺念慮を十分配慮したプログラムとし、管理の不備を防止する様式にする。

このページの内容は、受賞者の文責による最終選考会プログラム(当日配布)の内容を転載したものです。
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