かわさき起業家オーディションビジネス・アイデア シーズ市場
第55回最終選考会(2008年10月4日開催)
ENTRY No.4

ビジネスアイディアのテーマ
新開発クリーンルームユニットの活用と販売の新提案

ビジネスアイデアの提案者
有限会社ユニテック
大関 一弘(オオゼキカズヒロ)


【茨城県下妻市】

かわさき起業家賞
大関一弘さん

ビジネスアイディアの概要について
クリーンルームユニット

従来のクリーンルームの建設費用は膨大なものとなり、改修工事や解体工事等でも多大な費用が必要となります。また、他の場所へ再設置などは不可能で、撤去された機器、機材の大半は産業廃棄物と処理され、再利用されることはほとんどありません。
そこで、弊社が提案するユニット型のクリーンルームは、クリーンルームを、クリーンルーム室ユニット、機械室ユニット、前室ユニット等の内外装一体のプレハブユニット化とし、建設工事を大幅に省くことができ、どこにでも容易に設置することが可能となります。クリーンルームの増床、或いは、減床が自在で、構成するユニットの組合せと、オプションユニットの組合せによって、一般工業用クリーンルームからバイオ、食品用クリーンルーム等、様々な機能を持ったクリーンルームを提供することができます。
更に、クリーンルームが、不要となった時は、速やかに撤去することができ、撤去された各ユニットに、整備点検を施し、他の場所へ再度設置する事が可能となり、循環型設備として活用できます。
以上の事業提案を行なうことにより、今までにないクリーンルームのリース・レンタル、中古クリーンルームの販売、メンテナンスサービス等々、新たな提案によるクリーンルームの底辺の拡大、設置事業所の付加価値の向上につながると考えられます。


新規性・優位性について

前室ユニット、クリーンルーム室ユニット、機械室ユニットを組合せて設置し、内外装一体のユニット式の為、屋外へそのまま設置が可能で、ユニットを増減することで、クリーンルームの増床、減床が容易となります。
また、設置、撤去の容易さを生かし再度設置が可能となり、循環型設備として環境に配慮した設備となる。再生ユニットの再活用で総体的に生産コストの低下にもつながります。


市場について
  • 主なターゲット・市場の規模
    クリーンルームは、多岐多用な企業・業種に導入され、その中でユニット化されたクリーンルームの斡旋や循環設備としての再生活用ビジネスは視点を変えた全く新しい事業として成長す ると思われます。
  • 市場での競争力
    屋外に簡単に設置可能なクリーンルーム施設には、競合他社は見受けられず独占的なものと考えられる。更に国内及び海外への特許を出願中で、市場での競争力は非常に高いと考えられま す。

実現性について
  • 実施スケジュール
    金属加工会社へ1組納入済、同社に追加で1組納入予定
    海外のクリーンルーム関連メーカーと生産・販売協力協議中で、今後グローバルな展開を推進する。
  • 実施場所
    茨城県つくば市を中心に、事業を推進し、2~3年後には、都市部及び海外での事業展開も検討中
  • 実施体制(従業員等)
    従業員4名 増員予定
  • ビジネス・パートナー
    国内未定パートナーの募集  海外の企業と事業展開を協議中
  • リスクとその管理
    最大、1ヶ月で1組程度の販売・製造規模

このページの内容は、受賞者の文責による最終選考会プログラム(当日配布)の内容を転載したものです。
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