かわさき起業家オーディションビジネス・アイデア シーズ市場 第62回最終選考会(2009年12月12日開催)

Entry.6


ビジネスアイディアのテーマ

環境樹脂エコプラスチック商品開発

ビジネスアイデアの提案者

株式会社ユニオン産業

森川 真彦(モリカワマサヒコ)

【川崎市中原区】

かわさき起業家賞

りそな神奈川応援賞

はまぎん賞

川崎商工会議所会頭賞

森川真彦さん

ビジネスアイディアの概要について

環境樹脂エコプラスチック『TAK-REM』

バイオマス樹脂から始まり、現在は環境樹脂(竹配合樹脂TAKE-REM)(麦のフスマ配合樹脂BER-REM)によるフィルムシートの特許出願、商品開発、材料販売と製品化を進めております。
環境樹脂の特性と効果、

1)天然有機廃材にポリオフィン系プラスチックを使用している為、燃焼カロリーも低く、燃やしても有毒ガスを発生しない。

2)独自の配合及びペレタイジング技術により、通常のプラスチック成形機での成形 加工が可能です。

3)抗菌作用がある為、食器容器・使い捨てナイフ・フォーク・スプーン等に向け食品衛生法も取得しております。

このような特性を生かし、環境樹脂シートの開発を進め食品トレー・電子部品梱包資材等の製品化も期待されております。
環境樹脂への取り組みを続けながら、子供達が、安心して暮らせる明るい未来に貢献してまいりたいと思います。

新規性・優位性について

  • TAK-REM(竹配合樹脂)・BER-REM(麦のフスマ配合樹脂)は、燃やしても有毒ガスが発生しません。
  • 抗菌試験にも合格ており、食品衛生法の取得もあり食器等にも製造可能です。
  • CO2基準に対し45%のCO2削減になります。
  • 環境樹脂の素材は、当社が配合し製造しております。
  • 従来の射出成型機及び金型において、成形加工できることから長年の技術で、設計から製品化まで一貫して製造可能です。

【知的財産権】TAK-REM(特許第3072362号)・BER-REM(特許第3143851号)
特許出願中(竹配合環境樹脂シート:TAK-REM-103H)(麦のフスマ環境樹脂シート:BER-REM103H)

市場について

主なターゲット・市場の規模

食品関連企業のトレー等の既存商品の材料転換ニーズがある。容器製造大手は、平成19年度のトレーの売上が257億円に達しており、散在市場としても200億の規模が見込めます。使い捨て商品例):食器トレー・名刺ケース・駅弁当箱・マドラー

市場での競争力

当社では、環境樹脂素材を自社で製造しており、特許取得もしております。社会的にもエコ意識が高まり、エコ素材を使用した環境樹脂に問合せが殺到しております。大手アパレルメーカーでは、社内でも環境問題に取組んでおりエコ箸・エコ箸ケースの製造の依頼がありました。今後も環境樹脂の需要は増え、確実な売上も期待出来る。

実現性について

実施スケジュール

配合樹脂・麦のフスマ配合樹脂の開発・完成 予定2009年12月
製品試作実施 2010年1月
製品公開 2010年2月
製品の販売開始 2010年3月

実施場所

本社工場、日吉工場

実施体制(従業員等)

本社:製造11名・営業1名  日吉:製造17名

ビジネス・パートナー

慶応義塾大学教授(シャキットシート:天然素材の鮮度保持シート開発)
販売に向け試作中

リスクとその管理

営業人員不足により、大幅な売上増大が見込めず、営業強化が不可欠となる。
食器トレーや電子部品梱包資材の新たな開発には、技術・コスト的にも課題があり、新たな技術開発が必要となってくる。

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