かわさき起業家オーディションビジネス・アイデア シーズ市場 第67回最終選考会(2010年10月1日開催)

Entry.1


ビジネスアイディアのテーマ

 Felica対応各種システム開発 仮称 「来店増客分析システム」

ビジネスアイデアの提案者

株式会社 ティー・エム・シー

千葉 直樹(チバナオキ)

【神奈川県横須賀市】

かわさきビジネスアイデア・シーズ賞

千葉 直樹さん

 

ビジネスアイディアの概要について

 歯科医院向けに予約業務に特化したシステムを開発し販売します。予約業務は歯科医院にとって、必要不可欠でありながらも、既存システム等の利用では複雑なパソコン操作を習得する必要がある為、手書き対応のほうが単純明快で良いと言われてきました。
本事業の目的は、システムに対する難しそうなイメージを覆し、手書きよりも簡単な「利用者に優しいシステム」を提供していくことです。
ポイントとしては、通常行なわれている予約受付け業務を、手書きより簡単な手続きでパソコン入力処理を実現させ、手書き作業により発生しやすかったミスの排除及び、日々の登録データを有効な分析用実績情報として活用します。
従来までのシステムの発想を、“何でも出来る多機能”から“これしか出来ない単機能”に変え、開発技術の面では、操作説明が不用なほど“シンプルで解り易い操作性面”に特化します。これにより、導入後のシステムサポートやアフターフォローに費やす時間を削減し、利益率の拡大に繋げます。また、予約内容や受診日前日の確認等、携帯メールへ自動送信することで歯科医院側は業務を軽減化し、患者様側には安心感を持たせます。
操作面では、電話を受けながら片手でも予約手続きが出来るように工夫が施されており、機能面では、患者様に向けたサービスや歯科医院からの情報提供など集客の為の機能を充実させ、分析機能もグラフで分かり易く表現します。
環境面では、通常お客様毎に発券する診察券や予約時に発行する予約受付表を、殆どの人が既に所有しているアイテム(携帯電話・PASMO・SUICA等)を代用品として利用し、診察券や予約受付伝表等の不要化を実現します。

新規性・優位性について

Felica対応各種システム開発「来院増客分析システム」

多くの歯科医院の場合、患者毎に診察券を発行しますが、診察券で無くても良いのではないかと考えました。診察券は病院毎にあり、財布の 中がカードだらけとなります。そこで、殆どの人が常時所有しているアイテム(携帯電話・PASMO・SUICA等)を認証可能な「共有 品」として扱える事を実現化します。
現在、国内では既に様々なサービスや環境が提供されており、応用の利く物も多く存在します。当システムでは、この部分に着眼し既存のサービスや環境を利用することで安定性と開発コストの大幅削減を実現します。このように、新しいものを全て1から作り出すのではなく、既にあるサービスや環境と当社のシステム開発技術を併せる事で新たなサービスを創出する事が新規性と捉えています。

市場について

主なターゲット・市場の規模

歯科医院向けだけでなく、予約を受付ける全ての業種を対象とします。

市場での競争力

ソフトウェア開発の発想を大きく転換させ、既存のサービスや環境を利用することで開発コス トの大幅削減が実現できました。これにより、イニシャルコストやランニングコストなどの負担額を軽減し、コスト面による導入のし易さとシステム利用の安心感を与えます。

実現性について

実施スケジュール

2009/07 システム開発着手
2009/09 動作検証、ソフトウェアテスト
2009/10 顧客との打ち合わせ
2009/11 システム導入・運用・保守

実施場所

東京都、神奈川県

実施体制(従業員等)

3名

ビジネス・パートナー

Microsoft、窓の杜(体験版の配布元として2社の持つサイトを利用)
取引実績のある大手メーカー及び、OA関連の販売代理店など

リスクとその管理

中小規模の店舗、事業所に絞り、シンプルな機能や廉価であることと、ペーパーレス、カード
レスのエコロジー的な部分で競合する製品との差別化を図る。

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