かわさき起業家オーディションビジネス・アイデア シーズ市場 第68回最終選考会(2010年12月4日開催)

Entry.3


ビジネスアイディアのテーマ

認知症高齢者を支えるキュア(治療)とケア(介護)を行う訪問歯科

ビジネスアイデアの提案者

Fes(ほーえばー・さぽーと)

長 節子(チョウ セツコ)

【横浜市泉区】

かわさきビジネス・アイデアシーズ賞

長 節子さん

    

ビジネスアイディアの概要について

日本の平均寿命は、男女ともに世界一となり超高齢社会の抱える問題は多岐に渡ります。

病気になっても一人で病院に行けない高齢者や寝たきりになった親を介護している家族の思いは計り知れません。その中でも認知症高齢者の増加は社会問題になっています。認知症になったら、どこがどのように痛いのかすら言い表わせないのです。認知症高齢者や寝たきりの高齢者は20年後には600万人を突破すると言われています。高齢者の死因の第一位が肺炎です。高齢になると飲み込む機能が低下し、口の汚れ(細菌)が肺の方に入り肺炎を起こす訳です。これを誤嚥性肺炎といい、高齢者は口の中をいつもきれいにしておく必要があります。私は訪問歯科で治療と、この口腔ケアや摂食嚥下リハビリを普及させ人間の口を通して、高齢者を支援して行きたい。

新規性・優位性について

要介護認定を受けている多くの人は、医院への通院が困難である。

超高齢社会での訪問治療の需要が急速に増加しているにも関らず訪問歯科がまだまだ不足している。介護保険法の改正で訪問治療の導入が後押しされている。また介護保険サービスとして、口腔ケアと摂食嚥下リハビリテーションも訪問で実施出来る事になった。訪問歯科は医療と介護の両方の保険から受託出来る。

市場について

主なターゲット・市場の規模

在 宅…寝たきり高齢者、体の不自由な通院困難な方
施 設…社会福祉施設、有料老人ホーム、認知症グループホーム、高齢者専用賃貸住宅
その他…ショートステイ、デイサービス、企業、保育園

市場での競争力

歯科医歴30年、女医ならではの心配りと丁寧な対応
訪問経験豊富、認知症についての知識が有る。
治療は元より、口腔ケアやリハビリテーションに力を入れている。
訪問経験のあるスタッフ(歯科衛生士)とチームを組む。

実現性について

実施スケジュール

2011年開業

実施場所

川崎市

実施体制(従業員等)

4名(歯科衛生士2名、アシスタント2名)

ビジネス・パートナー

ケアマネージャー
(介護支援事業所)

リスクとその管理

すでにケアステーション(1件)より患者さんの依頼を頂き、12月より1施設からの依頼を頂い
ています。さらに、介護支援事業所への営業は代表(長節子)が行ないます。

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