ビジネスアイディアのテーマ

接着剤を塗って、破損箇所に貼るだけで舗装の補修を可能にする製品
「マットペーブ」です。

ビジネスアイデアの提案者

株式会社ライトウェイ

　矢島　浩二　（ヤジマ　コウジ）

【京都府南丹市】

かわさき起業家賞

りそな神奈川応援賞

SIC賞

ビジネスアイディアの概要について

当ビジネスは、「接着剤を塗布して、破損箇所に貼るだけで舗装の補修を可能にするマット型補修材マットペ切り抜きのコピー2 ーブ」の製造販売を行うものである。マットペーブは50cm四方、厚さ5mmのアスファルト混合物によるマット状の補修材で、取扱いが簡単で以下の利点がある。

①接着剤を塗布して、損傷部に貼り付けるだけの作業なので、誰にでも施工できる。
②損傷した舗装の表面を切削する必要がないため、産業廃棄物となるアスファルト塊が発生しない。
③路肩で接着剤をマットペーブに塗布することで、作業員が路面で作業する時間が短くなり、作業員の安全が高まる。さらに、施工後すぐに交通開放することができるため、補修による交通渋滞も発生しない。
④舗装の損傷が小規模のひび割れの段階で補修することで、大規模な工事を減らすことができ、中長期にわたって道路の工事費用を削減することができる。当ビジネスは社会的にも意義が高く、今後も普及に向けて営業展開を図る予定である。

新規性・優位性について

①50cm(縦)×50cm(横)×0.5cm(厚さ)の大きさの平板に予め成形されており、現場での敷き均し作業等が
　必要ない。
②接着面に接着材を塗って、ひび割れなどの損傷部分に貼り付けるだけで施工が完了する。そのため、
　他の補修材と比較して、作業時間が非常に短くなる。
③原材料に高粘度の特殊なアスファルトと粒度を整えた細砂を使用し、柔軟性と耐久性を兼ね備えている。
　そのため、長期にわたって補修箇所を良好に維持することができる。
④舗装の予防的保全管理を目的とした補修材で、早期発見早期補修によって道路の維持管理費用を削減
　できる。　

市場について

主なターゲット・市場の規模

主要なターゲットは、道路の維持管理を担っている官公庁及び舗装の施工会社である。道路補修材の市場は1000億円程度と見られている。今後、社会資本の維持管理の必要性が高まることが予想され、当市場の伸長も予想されている。また、国土交通白書などにも、予防保全のニーズが高まることが記述されており、当製品の需要増も期待される。

市場での競争力

機能面：施工の簡便性とそれにともなう、工事時間の短縮、安全性などにより競争優位性が高い。
価格についても、他の材料・工法と比較しても高くはなく、施工性、安全性、耐久性の面から費用対効果に優れている。

実現性について

実施スケジュール

すでに販売を開始しており、39件の実績がある。今後、専門誌への論文や広告の掲載を行い、海外販売を視野に入れて営業活動を展開する。

実施場所

日本全国

実施体制（従業員等）

1名

ビジネスパートナー

製造に協力会社、施工店・販売店

リスクとその管理

原材料の調達先との連絡を密にし、生産に支障をきたさないようにする。

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