かわさき起業家オーディションビジネス・アイデア シーズ市場 第78回最終選考会(2012年7月27日開催)

Entry.6


ビジネスアイディアのテーマ

農作物の成長を促進させるマイクロナノバブル活用水「根活(こんかつ)」の製造、販売

ビジネスアイデアの提案者

株式会社アースリンク

久米 隆廣 (クメ タカヒロ)

【神奈川県中郡】

かわさきビジネスアイデア・シーズ賞

久米 隆廣 さん

 

 

ビジネスアイディアの概要について

超微細な気泡(マイクロバブル)を含んだ水は、植物を活性化させる事が立証されています。            
そこで(独)つくば産業技術総合研究所との共同研究で、マイクロナノバブル含有水が農作物の成長を促進し、味覚などの品質の向上にも効果がある事を確認しました。更に研究を重ね、ミネラル入りマイクロナノバブル水がより効果がある事を知り、マイクロバブルの農業肥料「根活」を開発。10〜40ナノメートルの超微細気泡を含む「根活」を30〜50倍に希釈して農作物の根本や葉に散布する事で根に活力を与え、早期成長 生産量の増大、味覚アップをもたらします。 
農業分野での技術普及を狙って小規模農家でも費用対効果を検証出来るよう、水資材その物を商品化し、現在、宅配による通信販売を行っています。
根っこに活力!発達した毛根には専門家も驚き!根活(こんかつ)

新規性・優位性について

マイクロナノバブル活用水『根活』の新規性・優位性は以下の通りです。
・化学肥料、農薬の依存度を極力下げ、減農薬による有機栽培の消費者ニーズに対応できる。
・化学肥料、農薬に比べ、農業作業者に安全、農作物にも優しく、消費者に安心を与えます。
・発泡装置を設置、操作しなくても 水道水、井戸水等で希釈するだけで使ます。
・(独)つくば産業技術総合研究所と共同で特許出願中。商標登録済( 登録第5369906号)

市場について

主なターゲット・市場の規模

主なターゲットは農業法人、農業協同組合、食品メーカー、植物工場プラントメーカー、中小規模農
家、農作物を主体とした観光業などです。
国内の肥料の市場規模は約4,000億円程度で、改正農地法が施行され今後も農業分野の市場拡大が見込まれます。品種の中でも実績豊富ないちごの農家だけでも全国に42,627戸の農家があり、その他の農作物農家、果樹農家を含めると市場は膨大です。

市場での競争力

水資材その物を商品化する事で、利用者は発泡装置の設備負担をせず、マイクロナノバブル活用水を利用出来ます。
(独)つくば産業技術総合研究所 高橋正好博士との共同研究を行い特許出願中です。
いちご農家での実証実験を行い、成果を日本農業新聞に掲載されました。
(※「根活」を与えると株が元気になり葉色改善。収量も前年度に比べ3割以上アップし過去最高。)

実現性について

実施スケジュール

販売計画に関しては、現在まで、販売代理店が3社決定、植物工場メーカー他と交渉中です。また商品の改善、改良の為、農業大学との共同研究中。
今後は代理店拡大、協力工場または専用工場の設立を行う予定です。
更に、いちご以外の農作物での実績作りの為、協力農場を募集する予定です。

実施場所

現在の生産および販売受付:(株)アースリンク 二宮事務所
将来的には専用工場にて生産予定、専用農場。

実施体制

5名

ビジネスパートナー

販売代理店 3社  植物工場メーカー(LED使用他)  各種肥料メーカー  農業資材メーカー

リスクとその管理

研究開発の期間短縮の為の大学又は研究機関との業務提携を行います。
利用から効果が顕れるまでの期間が掛かる事に関しては、協力農場での実績作りを図ります。

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