かわさき起業家オーディションビジネス・アイデア シーズ市場 第79回最終選考会(2012年10月5日開催)

Entry.3


ビジネスアイディアのテーマ

蛍光灯照明器具の節電

ビジネスアイデアの提案者

松菱電器株式会社

北澤 光 (キタザワ アキラ)

【川崎市川崎区】

かわさき起業家賞

かわしんビジネスチャレンジ賞

川崎商工会議所会頭賞

かわさき中小企業診断士クラブ応援賞

八千代賞

北澤 光 さん

ビジネスアイディアの概要について

現在、蛍光灯器具をLED化するには、40W蛍光灯1本あたり工事費込みで1万円近く掛かります。そのため、節電対策として蛍光灯を間引きする事務所などがありますが、所々暗く弊害も出るうえに、蛍光灯を外しただけでは電力を消費し続けるものもあります。
今回提案するユニットは、40Wの蛍光灯器具に30Wの蛍光灯を点灯できるもので、ラビット型蛍光灯器具では25%、Hf型蛍光灯の場合は50%の節電が可能です。さらに、本ユニットは蛍光管をポリカーボネート樹脂のパイプの中に装填するため、蛍光管の万が一の破損を防止します。仮に破損しても破片はパイプの中に留まるため、ガラスの飛散を防止できます。パイプはポリカーボネート樹脂製で非常に強靭で弾力性があります。本体価格は1,000円台、30Wランプ装填済みのタイプでも2,000円台で優れたコストパフォーマンスが特徴です。節電効果により通常のオフィスでは、ほぼ1年で導入コストが回収可能です。また、工事を必要としないため順次導入すれば大きなコストが掛かりません。

新規性・優位性について

実用新案も登録済みで、本製品と同様のものは存在しておりません。節電効果はそう長い話にはならないかも知れませんが、原子力を含め発電所の問題はまだまだ課題だらけです。迫り来る大地震の問題は日本にとっては永久的な課題です。このような環境下で当社と対抗するような製品は一つも無く、唯一LED化にするかどうかという選択にみなさんが迫られています。工事を必要としないという特徴は大きく、例えば病院、福祉施設といった24時間体制で稼動しているところには朗報であると思います。

市場について

主なターゲット・市場の規模

蛍光灯照明を設置しているところ全てが市場になります。市場としては5000万本以上の対象が存在しており、100億円市場と考えております。

市場での競争力

LED化以外には特に大きな競争相手はありません。

実現性について

実施スケジュール

2012年9月6日に神奈川東部ヤクルト販売が試験導入されます。実質効果の確認後随時販売センターに導入される予定で、全国連絡会議に発表されます。

実施場所

松菱電器鞄烽ノおいて生産体制は整っております。

ビジネスパートナー

外部社員として元大手生命保険会社の支社長経験者を顧問としてお願いしました。

リスクとその管理

技術的なリスクの対応は済ませており、販売先の交換作業の実務についての対応を検討する必要がありそうです。

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このページの内容は、受賞者の文責による最終選考会プログラム(当日配布)の内容を転載したものです。
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