ジャパンスタイルデザイン株式会社

山本　洋平　（ヤマモト　ヨウヘイ）

【東京都千代田区】

かわさきビジネス・アイデアシーズ賞

【発表者：飯島　美帆　氏】

　　「体型からファッションを諦めてしまった祖母に、再びおしゃれを楽しんでもらいたい」という思いから、シニア女性の体型に関するお悩みを解決する新ブランド『Mode to River』 を創発いたしました。現在、日本女子大学の大塚美智子教授と産学共同で、素材研究・体型調査・最新技術開発など、ブランド作りにあたっての専門的見地から、知見やアドバイスを頂いております。私たちは、『楽に、美しく。』というコンセプトをもとに、“魅せるファッション”というスタイルを提案、提供してまいります。具体的な商品製作（モノ作り）に関しては、専門繊維商社である東光商事様とパートナーシップ関係を構築しています。そして、販路に関しては、川崎市産業振興財団様、としまビジネスサポートセンター様を始めとする、有識者の方々と密に連携を図り、自分たちのマーケットを作り出しながら開拓してまいります。また、株式会社日本総合研究所の元社長、奥山俊一様にも、特別顧問として、本プロジェクトに対するご助言を賜っています。

独自サイズ設計により、従来のサイズ展開との差別化・改良を実現した大きな要因としては、特に『“二の腕の窮屈さ”からの解放』が挙げられます。日本女子大学、大塚美智子教授がこれまでに培ってこられたノウハウを私たちのブランドへと落とし込むことにより、真の腕周りの“ゆとり”を実現しております。そして、既存のサイズ規格に対し一石を投じることでシニア女性のお悩み事を解決し、私たちの武器であるユニバーサルデザインと掛け合わせることで、機能面とデザイン面の両立という、お客様の立場に立ったジャケットスタイルが実現可能となりました。

主なターゲット・市場の規模

2015年にはシニア人口が総人口の26.0%（3277万人）になると言われています。シニア世代と私たち世代の高低差を利用したエネルギーの占める役割は、今後5年で加速度的に増していくことが予測されます。６０歳以上の衣料品に対する支出は約３.４兆円と試算され、潜在的需要の２.４兆円と併せた市場規模は約６兆円に上り、女性の場合はその半分（約3兆円）となり、市場成長が見込まれます。

市場での競争力

シニア女性に関する被服学の権威でおられます日本女子大学、大塚美智子教授との共同研究により、機能面とデザイン面の両輪で、唯一無二の商品開発を実現しています。また、その過程においては、街頭インタビューや定点観測、インサイト調査を行い、「シニア女性のために」ではなく「シニア女性の立場に立った」、これまでには存在しなかった新しいアクティブシニア女性向けのブランド創発を実現しています

実施スケジュール

1年目：各種イベント開催、2年目：ECサイト展開、3年目：実店舗展開を、それぞれ計画しております。また、それに伴う各販売着数は、1年目：270着、2年目：500着、3年目：1000着を、それぞれ見込んでおります。

実施場所

ジャパンスタイルデザイン株式会社、日本女子大学

実施体制

7名（アルバイト生、インターンシップ生を含める）

ビジネスパートナー

日本女子大学 家政学部 被服学科 大塚美智子教授（モノ作り支援）、東光商事株式会社 福井様（モノ作り支援）、としまビジネスサポートセンター 山本様（販路開拓支援）、株式会社日本総合研究所 特別顧問 奥山様（特別顧問）

リスクとその管理

在庫の保管（生産計画を実施するために、イベントやECサイト、実店舗での販売見込み着数を可能な限りコントロールする）

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