ファシリティジャポン株式会社

応募したきっかけ

別のピッチイベントでこのオーディションを知ったことが応募のきっかけとなりました。活動拠点を問わずに応募が可能であること(当時の日本法人の本店所在地は東京都でした)、海外スタートアップとしても挑戦できる開かれた場に魅力を感じて応募しました。欧米で既に提供していた学習障害の一つであるディスレクシア向けの学習サポートアプリ「Mydys」を、日本でも展開するにあたり、日本市場に即した形へと進化させ、事業実現につながる支援が得られるのではないかという期待があり、応募しました。

受賞後の変化

心境の変化など

応募した際は、日本ではディスレクシア自体の認知がまだ低く、この社会的な課題がどれほど伝わるのかという不安もありました。また、海外で一定の実績があるとはいえ、日本での文化的背景や教育現場の環境の違いにより、受け止められ方が異なるのではないかという懸念もありました。しかし、受賞を通じて多くの方に共感いただけたことが、本当に大きな励みとなりました。それと同時に、日本においてもこの課題が存在すること、多くの方が関心を寄せてくださっていると実感できました。単なるローカライズではなく、日本語の特性や日本のユーザー一人ひとりの状況や課題に寄り添い、実際の利用シーンに即した形で「Mydys」を届けることの重要性を、改めて強く感じました。

CEATEC 2025出展時

パートナー企業との取り組みや川崎市内での展開

受賞をきっかけに、川崎市との連携が進み、現在は川崎市経済労働局イノベーション推進部のご支援のもと、川崎市教育委員会にもご協力いただき、市内の小中学校の通級指導教室で「MYdys」の実証実験を行う機会をいただくことができました。教育現場での子どもたちの反応や先生方の声から得られる気づきは非常に貴重で、それらにできる限り対応し、より実用的で効果的なプロダクトへとアップデートを進めています。こうした取り組みを通じて、令和8年度には川崎市の「かわさき基準(KIS)」の認証福祉製品取得も目指しています。

現在のビジネスモデル

MYdysはBtoCモデルにて、AppleおよびGoogleの各アプリストアを通じて提供しており、一部機能を無料で利用できるフリーミアム形式を採用しています。なお、BtoB向けライセンス提供は、Appleのガイドラインにより日本では未対応ですが、米国およびEU圏では提供しております。今後、日本でもガイドラインの変更予定が情報としてありますので、変更後はライセンス提供を開始する方針です。

応募を考えている人に向けて

ビジネスコンテストは発表がゴールになりがちですが、かわさき起業家オーディションは全く違いました。アイデアを発表するだけでなく、実現に向けて、実証実験や事業化を見据えた支援体制がしっかり整っているのが特徴です。さらに、受賞後も継続的に発信の機会をいただけるため、発表会を聞いてくださった方だけではなく、もっと多くの方に事業を知ってもらうきっかけにもなります。また、受賞をきっかけに、川崎市内での実証実験も行うことができ、社会実装へと大きく一歩を踏み出すことができました。今後起業を考えている方はもちろん新しいサービスのアイディアがある起業家の方々にとって非常に意義ある挑戦の機会になると思います!

会社情報

ファシリティジャポン株式会社

〒210-0005
川崎市川崎区東田町8 パレール川崎 レッド館3F
ビズコンフォート川崎東口 9号室