IMD2について
(1)概要
設立背景・経緯
京浜工業地区の中心に位置する川崎市の殿町国際戦略拠点「キングスカイフロント」は、国家戦略特区などに指定され、ライフサイエンス分野を中心に世界最高水準の研究から新産業を創出するための拠点として、整備されてきました。
こうした中、東京工業大学、川崎市および川崎市産業財団は、平成29年度地域イノベーション・エコシステム形成プログラムの採択を受け、同地区を中心に、”中分子創薬”の開発プロジェクトを推進しています。新薬創出の期待を集めている”中分子創薬”は、スーパーコンピューターやAIを活用したIT創薬技術と独自の化学合成技術の融合による開発効率の飛躍的向上が求められております。更に、本プロジェクトでは川崎市域に集積するIT・ものづくり企業など既存の産業基盤を活かした異分野技術の融合により、中分子創薬における革新的なエコシステムの形成を目指しています。
この地域イノベーション・エコシステム形成プログラムの取り組みの中で、2018年2月に「中分子×IT×創薬ビジネス研究会」を発足し、中小企業、ベンチャーから大企業まで幅広くステークホルダーを集め、産官学金連携による”中分子IT創薬”を中心とした新たな事業領域の開拓や世界をリードするビジネス創出のための活動を開始いたしました。
参集企業、機関の多様化に対応して、より広い領域からの参画を容易にすることを目的に、2019年1月第4回研究会より、研究会名称を「中分子創薬に関わる次世代産業研究会」(以下、「IMD2」と言う)に改め、継続性のある事業となることを意図して会員制を導入いたしました。これにより、さらに強固なネットワークの形成を目指し、より活発な活動を推進してまいります。
ビジョン
川崎市域に集積する企業や機関の異分野技術を融合・結合することにより、中分子創薬における革新的なバリューチェーンを作り出すことをビジョンに掲げ、IMD2として歩みを進めてまいります。
目的・ミッション
IMD2は、創薬プロセスにおける、異分野技術による新たなアプローチ・ソリューションの仮説検討・検証や川崎市域のITなどの異分野(中小)企業の創薬への理解度・参入意欲の向上を図るための様々な取り組みを展開してまいります。
研究会活動の主な内容
- 講演会、マッチングイベントなどの開催
- 事業・事例紹介(創薬における異分野参入事例や会員企業保有の技術紹介など)
- 会員間ネットワーク構築の促進
- 地域におけるイノベーション・エコシステム形成のための助成制度の情報提供、活用支援
- 次世代プロジェクトの創出に向けた取り組み
(2)会員制について
ご関心のある企業・機関の皆様は、当会の目的ならびに会則にご賛同の上、会員登録のお手続きをいただければと存じます。(詳細はこちら)
現在の会員情報はこちらをご確認ください。
(3)これまでのイベント情報
- 2022年2月1日
- 第13回中分子創薬に関わる次世代産業研究会
- 2021年12月2日
- 第3回中分子創薬に関わる次世代産業研究会 基礎講座
- 2021年8月27日
- 第12回 中分子創薬に関わる次世代産業研究会
- 2021年5月20日
- 第11回 中分子創薬に関わる次世代産業研究会
- 2021年1月29日
- 第10回 中分子創薬に関わる次世代産業研究会
- 2020年11月27日
- 第2回中分子創薬に関わる次世代産業研究会 基礎講座
- 2020年9月11日
- 第9回中分子創薬に関わる次世代産業研究会
- 2020年6月26日
- 第8回中分子創薬に関わる次世代産業研究会
- 2020年1月30日
- 第7回中分子創薬に関わる次世代産業研究会
- 2019年10月18日
- 第6回中分子創薬に関わる次世代産業研究会
- 2019年8月29日
- 第1回中分子創薬に関わる次世代産業研究会 基礎講座
- 2019年5月24日
- 第5回中分子創薬に関わる次世代産業研究会
- 2019年1月15日
- 第4回中分子創薬に関わる次世代産業研究会
- 2018年10月15日
- 第3回中分子×IT×創薬ビジネス研究会
- 2018年5月31日
- 第2回中分子×IT×創薬ビジネス研究会
- 2018年2月1日
- 第1回中分子×IT×創薬ビジネス研究会