第146回最終選考会(令和8年3月6日開催)
ビジネスアイディアのテーマ
ビジネスアイデアの提案者

【発表者 大嶋 武】
ビジネスアイディアの概要について
我が国では高齢化の進展により、医療・介護現場では使用済み紙おむつの排出量が年々増加し、その多くが焼却処理に依存しています。
「ダイパーウォッシュ・100 」は、紙おむつを“ 洗う” あらたな発想により、非加熱でプラスチックとパルプを分離・再資源化する、排出事業者向け小型オンサイトリサイクル装置です。施設では廃棄・焼却費とCO₂排出量を削減でき、自治体においても収集・処理負担の軽減が可能となります。さらに再生資源を地域内循環させ、福祉施設との連携による雇用創出と経済効果を生む地域密着型のサーキュラーエコノミーモデルの構築を実現します。

新規性・優位性について
国内の使用済み紙おむつリサイクル設備は自治体向けの大型プラントが中心で、排出事業者向けの小型処理装置は存在しません。一部に生ごみ処理機や炭化処理施設の転用事例はあるものの、専用性・効率性の面で課題があります。
「ダイパーウォッシュ・100 」は、非加熱洗浄処理・独自溶解、電解技術を組み合わせ、施設内で低環境負荷処理を可能にします。焼却回避によるCO₂削減量をカーボンクレジットとして可視化・取引可能とするJ- クレジット認証を取得を目指し、国内初のヘルスケア循環経済モデルを構築します。
【特許出願】分離・脱水技術要素を特許出願準備中です。
市場について
主なターゲット・市場の規模
全国の病院・介護施設、約50,4366施設(有料老人施設13,200施設・特別養護老人施設7,891施設・療養病床付病院3,439施設・サービス付き高齢者向け住宅8,112施設・介護老人保険施設4279施設・その他高齢者施設13,515施設) が対象であり、先行して川崎市約374施設、札幌市約541 施設を対象に販売を開始( 2026年9月~) 、順次、全国展開。将来的には高齢化が進む海外市場や、簡易小型装置を追加開発し、保育園・自治体・災害避難所への展開も視野に入れています。
市場での競争力
現在、病院・介護の施設経営はその多くが厳しい状況下にあり、おむつ処理においても現場では廃棄処理費・保管スペース・衛生管理・3K作業負担が年々増大しています。
自治体の焼却・埋立が95%以上を占め、自治体の処理区分変更も増え、処理費用は約2 倍に
上昇。本事業では月額16 万超のおむつ廃棄費用削減を前提に、5 年回収モデルを提案します。
実現性について
実施スケジュール
2026 年9 月: 「ダイパーウォッシュ・100 」の完成・販売開始( 札幌市・川崎市)
2026 年10 月: 小型簡易装置「ダイパーウオッシュ・50 」の開発開始
2027 年: 全国販売開始
2028 年下期: 海外展開準備・営業開始
実施場所
日本国内( 全国) 、高齢化の進む海外( 欧州・アジア)
実施体制
現状: 2 名体制( 営業開発1 名、総務経理1 名)
2026 年秋より、導入施設対応・導入教育担当2 名を増員し、計5 名体制を構築予定。
ビジネスパートナー
装置製造: 新明和工業株式会社
水浄化・電解技術: WOTA株式会社
医療系代理店: 株式会社ほくやく・竹山ホールディングス(北海道) 、その他8 ブロック(医療系代理店と契約)
リスクとその管理
装置: 日本工業規格及び共通仕様書に基づく品質基準への適合状況を開示
再生品: 品質規格・安全性の確保( 定期的な環境分析を実施)
アフターサービス: 年間2 回のメーカー定期メンテナンス契約による保守・消耗品交換・清掃対応