成果事例・トピックス紹介

試作開発促進プロジェクト成果事例

作業効率を向上させる「バイアルスタンド」の製作

株式会社細胞応用技術研究所(聖マリアンナ医科大学発ベンチャー)×佐々木工機株式会社

弊財団では、産学連携及び企業等の研究支援の目的で、研究、実験に使用する機器の試作を川崎市内のものづくり企業が支援する「試作開発促進プロジェクト」を実施しており、連携する大学等からの依頼を受け、プロジェクトのメンバー企業等を紹介している。そのような中、聖マリアンナ医科大学発のベンチャー企業である株式会社細胞応用技術研究所より、バイアルを用いた作業の間、バイアルが倒れないように支えることができる台ができないかとの連絡を受けた。バイアルとは一般には注射液や試料などを入れる小瓶である。具体的には、作業中に倒れないようにするほか、必要に応じ、その台を数個つなげることができると尚よいとの要望であった。また、真空凍結乾燥時には-80℃に、滅菌時には121℃の高温となるため、それに耐える必要があるとのことであった。現在市販品として、10×10など、比較的大量のバイアルを固定するスタンドはあるが、一つのバイアルを固定するもの、及び連結ができるものは見つからなかった。お話を伺い、本プロジェクト参加企業である佐々木工機株式会社に試作を相談した。構造の設計においては弊財団産学連携コーディネータも一緒になって案を出した。いくつかの案を検討、試作を行い、写真のようなものを試作した。使用した結果、使い勝手も上々で、作業効率も向上したとのお話があった。そして、その後、量産の依頼を頂いた。
試作開発促進プロジェクトでは、本格的な実験装置だけでなく、作業を手助けする治具等、ちょっとした小物の製作にも応じている。何かあれば、以下のHPをご参考いただき、ぜひ気軽にお声がけを頂きたい。

https://www.kawasaki-net.ne.jp/shisaku/
バイアルスタンド 1個
連結したもの